こんにちは。
ポメラニアンのモコ(@mocochi1011)です。
愛犬のお散歩デビューのとき、首輪をつけるかハーネスをつけるかで悩む方は結構いらっしゃいます。
そこで今回は、首輪とハーネスのメリットとデメリットを紹介していきます。
それぞれの特徴を比較して愛犬にぴったりのアイテムを選びましょう。
↓散歩のしつけについての記事もご参照ください↓
https://youtu.be/I2-DHQCr4_k
こんにちは。
ポメラニアンのモコ(@mocochi1011)です。
多くの飼い主さんのお悩みの中で「散歩の時、犬がリードを引っ張ってしまう」「散歩中、リードを引っ張るので首[…]
首輪のメリット
まずは首輪のメリットを確認してみましょう。
しつけを行いやすい
首は動物にとって急所であり、母犬が子犬をしつける時に使う場所です。
犬にとって首を支配されるということは、相手に服従するということになります。
その為、首輪は犬に素早く適切に意思を伝えることができ、歩行中のコントロールがしやすくしつけをするには最適です。
また、首輪の中にはしつけを目的とした製品も販売されているため、上手く活用すれば無駄吠えや引っ張り癖をしつけることもできます。
↓子犬のしつけについての記事もご参照ください↓
こんにちは。
ポメラニアンのモコ(@mocochi1011)です。
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鑑札や迷子札を取り付けられる
首輪には鑑札や迷子札などをつけることができる為、万一迷子になってしまった場合や災害時などのもしもの時にはぐれてしまった場合でも、連絡先が書いてあれば見つけてもらいやすくなります。
迷子札はハーネスにも付けられるものもありますが、首輪と違い迷子札が愛犬の体に当たり、嫌がる子が多いです。
また、ハーネスは基本的にお散歩時のみ装着することがほとんどなので、ハーネスをつける場合には迷子対策にチョーカーを付けるのがお勧めです。
愛犬の行動を制御しやすい
首輪はハーネスに比べ飼い主さんの意思を愛犬に伝えやすい特徴があります。
散歩の際に引っ張る力が強い犬には制御力のある首輪が有効な場合があります。
首輪のデメリット
続いて首輪のデメリットをご紹介します。
首や気管への負担
首輪のデメリットは、首や気管に負担がかかるということです。
首輪をつけると必然的に愛犬の首を絞める形になってしまいます。
首が締まってしまうと体毛が長い犬であれば毛切れや蒸れの原因になってしまいます。
また、首輪への衝撃が強いと頚部や気管が損傷し脊髄損傷や呼吸困難などの危険性があるので、引っ張りすぎには注意が必要です。
首が細い小型犬や体重が重い大型犬は、より首に負担がかかりやすくなります。
このように首輪と犬の間には相性がある為、愛犬に適したものを選ばないと愛犬を傷つけてしまう危険性があります。
首輪を選ぶのが不安な方は事前にペットショップの店員さんや獣医さんなどに相談してみましょう。
サイズが合っていないと事故に遭う危険性も
サイズが合っていない首輪は犬の頭から抜けやすく、事故に繋がる可能性が高くなります。
首がきつそうだと可哀想に思い、首輪を緩めに装着しがちになっていまし、頭から抜けてしまう原因になるため、注意が必要です。
適切な首輪の緩さは首輪を装着した状態で指2本分が入る程度が目安となります。
室内犬の場合は散歩以外は首輪を外す選択肢も
首輪を活用して行うしつけも基本的には散歩中に行うので、室内で犬を飼っている場合には、普段から首輪をずっと付け続ける必要はありません。
ただし、丈夫さが売りの首輪の場合などは、取り外しに時間や手間がかかるものもあります。
付け外しをする場合には、ワンタッチで着脱できる首輪が良いでしょう。
首輪の種類
意外にも首輪には色々な種類があります。
首輪の種類としては「プレーンカラー」「リミテッドスリップカラー」「チョークカラー」の3つに分類され、首への締め付け方や装着の仕方が異なります。
プレーンカラー
「プレーンカラー」は皆さんが思い浮かべる最も基本的な首輪です。
犬の首の大きさに合わせて装着するため、適切な締め具合に調整すれば、引っ張られてもすっぽ抜けてしまう心配はありません。
首輪の種類選びに迷うようなら「プレーンカラー」を選んでおけば間違いありません。
リミテッドスリップカラー
「リミテッドスリップカラー」は飼い主さんや犬がリードを引っ張ると、自然と首が締まる構造になっている首輪です。
首輪には調整用の輪が付いており、際限なく首が締まってしまう訳ではありません。
しつけとしても、散歩中に犬が勝手に走り出そうとしすると、首輪が自然と首を絞め、愛犬に突然走るのはいけないと覚えさせることが可能です。
完全には締まらない構造になっているものの、強い力で引っ張り続けてしまうと愛犬の首への圧迫も強くなってしまうため注意しましょう。
チョークカラー
「チョークカラー」は「リミテッドスリップカラー」と同様にリードを引っ張ると首が締まる構造になった首輪です。
「リミテッドスリップカラー」は首が締まる可動域に限度がありましたが、「チョークカラー」では引っ張った分だけ、際限なく首が締まる構造になっています。
「チョークカラー」は警察犬の訓練や大型犬に使用される場合が多いです。
首が締まり続ける構造は犬にとっても危険なため、一般的な飼い主さんには不向きと言えます。
ハーネスのメリット
次はハーネスのメリットを確認してみましょう。
脱走の危険性が低くなる
ハーネスの多くは前足から上半身を包み込む形状なので、首輪よりも抜けにくいのはメリットの1つです。
首輪が愛犬の頭から抜けてしまわないか不安を感じている飼い主さんは、犬の身体から抜ける可能性が低いハーネスを試してみましょう。
身体への負担が少ない
首輪の場合、犬の首に負担が集中してしまいますが、ハーネスの場合は首輪のように首を絞めないため、身体への負担が少ないというメリットがあります。
そのため、短頭種や首周りが華奢な小型犬、呼吸器系の疾患がある犬などは首輪よりもハーネスの着用が推奨されます。
また、若い時期には首輪を付けていた犬でも、年齢を重ねていくにつれ首輪からハーネスに変えるケースもよくあります。
危険な状況で制御しやすい
愛犬とお散歩をしている時に車や自転車が急に近づいてきたり、他の犬と喧嘩になりそうになったりした時など何らかの危険な状況が起きてしまい愛犬の体を抑え動きをとめる必要が出てくることもあるかもしれません。
ハーネスは胴周りに装着するものなので、首輪と比べ犬が嫌がることが少ないです。
また、ハーネスは犬の身体の広い範囲を包み込んでいるため、飼い主さんがつかむことができる場所も広く、首輪よりも制御がしやすくなります。
ハーネスのデメリット
ハーネスにもデメリットは存在します。
引っ張り癖が増してしまう
ハーネスは愛犬への負担が少ないとで、逆に犬が飼い主さんを引っ張る形になることが多く、引っ張り癖がついてしまうこともあります。
飼い主さんが手を痛めたり、お散歩が苦痛になってしまうことがないように、引っ張り癖がついてしまった場合には、引っ張り防止用のハーネスなどを使用するようにしましょう。
足が短い犬種は外れてしまうリスク
ハーネスは、首輪に比べ外れにくいというメリットがありますが、ハーネスの多くは前足に装着するため、足が短い犬種が使用すると外れやすくなる可能性があります。
コーギーやダックスなどの足が短い犬種は特に抜けやすいので注意が必要です。
鑑札や迷子札などを付けにくい
首輪のように迷子札や鑑札を付けられるタイプは少なく、付けられる場合も愛犬の身体に当たり嫌がる場合も多いため、もしもの時も不安というデメリットもあります。
ハーネスの種類
ハーネスにも色々な種類があります。
ハーネスの種類としては「H型」「8の字型」「ベスト型」「イージーウォークハーネス」の4つに分類することができます。
H型
「H型」のハーネスは古くから親しまれていて皆さんが思い浮かべやすいハーネスです。
大きな2つの輪っかにベルトが2本ついていおり、それぞれの輪っかに前足を入れて使用します。
足に触れられることを嫌がる犬の場合は装着が少し難しいかもしれません。
8の字型
「8の字型」のハーネスは2つの輪が連なり、数字の「8」のように見えるハーネスです。
1つの輪を首に、もう1つの輪を胴体に巻いて使用する為、犬の前足を持ち上げる必要がなく、大型犬でも装着がしやすいのがメリットです。
また、足を触られることが苦手な犬の場合にも付けやすいです。
ベスト型
「ベスト型」のハーネスは生地の面積が大きく柔らかい素材で作られており、犬にかかる負担がより少なく済むメリットがあります。
生地が大きく洋服のように付けられるため、ファッション性が高いハーネスです。
老犬やヘルニア疾患などがある犬に向いています。
イージーウォークハーネス
「イージーウォークハーネス」はリードを付ける部分が背中側でなく、胸元にあるのが特徴です。
引っ張り癖のある犬でも、このハーネスを付ければ飼い主さんが引っ張られてしまう危険性が低くなります。
一般的にハーネスは引っ張り癖のある犬には向いていませんが、首輪ではなくハーネスを使用したいと思っている飼い主さんにはこのタイプのハーネスがお勧めです。
首輪とハーネスどちらを選ぶべき?
首輪にもハーネスにもどちらにもメリットとデメリット両方がありました。
どちらを選ぶかは同じ犬種であっても愛犬の体格や性格などによっても選ぶ必要があります。
首輪がオススメな犬
首輪がお勧めの犬はハーネスのデメリットを首輪で克服すべき犬ということになります。
《引っ張り癖を治したい犬》
先述の通り、首輪はしつけの面では最適です。
特に最初の散歩のしつけの時には引っ張り癖がつかないように首輪を付けることが良いかもしれません。
また愛犬と飼い主さんとの主従関係がしっかりと形成されていないときは、指示が伝わりやすい首輪で散歩のしつけをしてあげることが大切です。
《足の短い犬種》
足が短くハーネスだと抜けてしまう可能性があるコーギーやダックスのような犬種も安全面から首輪の方がお勧めです。
ハーネスがオススメな犬
首や呼吸器などの疾患がある犬や、短頭種、老犬などは身体への負担が少ないハーネスがおすすめです。
ハーネスは、取っ手がついているものもあり、足腰が弱った老犬を支えるサポートとしても使うことができます。
《老犬》
ハーネスは犬自身にかかる負担が分散されるメリットがあり、老犬に向いています。
首輪だと首に大きな負担がかかってしまうことがあるため、気管が弱くなった老犬には大きなストレスになってしまいます。
《落ち着いてお散歩ができる犬》
ハーネスは犬に飼い主さんが引っ張られる力が強くなるため、引っ張り癖がある犬の場合には引っ張り癖を助長させてしまうことがあります。
飼い主さんとしっかり歩調を合わせてお散歩ができる犬の場合にはハーネスを活用しても良いでしょう。
《気管が弱い犬・短頭種》
犬には「気管虚脱」という気管が変形して潰れてしまう病気など呼吸器系の病気がいくつかあります。
「気管虚脱」はチワワやトイプードル、ヨークシャテリアなどがかかりやすいと言われており、こうした犬種や呼吸器系の病気を持っている犬の場合には、首への刺激が少ないハーネスの方が向いています。
また、パグやフレンチブルドッグ、ボストンテリアなどの「短頭種」は咽頭や鼻の構造上の特徴から、暑い季節や興奮した時に呼吸器の病気が多発しやすいため、日頃からハーネスを着用した方が安心です。
まとめ
リードとハーネスについては、それぞれにメリット・デメリットがあり、愛犬の体格や性格など様々な点を考慮しながら愛犬に合った選択をしましょう。
犬によっては好みやこだわりが強い子もいるので、装着してみて動きがスムーズかどうかなどを観察してみましょう。
愛犬が快適に散歩をできるものを選んで楽しくお散歩ができるようにしましょう。