愛犬に1日に与えるべきカロリーはどれくらい?計算方法と目安を解説☆

こんにちは。

ポメラニアンのモコ(@mocochi1011)です。

愛犬が1日に摂取して良いカロリーがどの程度か分からずに餌やおやつを与えてしまった結果、愛犬が太ってきてしまったという飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

犬が1日に必要なカロリーは、その子の体重や年齢だけでなく、その日の運動量や季節によっても変わってくるため、カロリー計算を目安にしながら、愛犬に合わせて調整することが大切です。

今回は愛犬に与えるカロリーの計算方法について解説します。

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犬のカロリー計算は必要?

基本的に犬は与えたら与えた分だけ食べてしまいます。

飼い主さんが愛犬に必要なカロリーを計算し食事を管理することで、愛犬が太ってしまったり、痩せてしまったりしないようにしてあげることが大切です。

必要カロリーと摂取カロリーの違い

カロリーには「必要カロリー」と「摂取カロリー」の2種類があります。
  • 必要カロリー:生きていく上で必要なエネルギー量
  • 摂取カロリー:実際に摂取したエネルギー量

動物が健康に生きていくためには「摂取カロリー」が「必要カロリー」に届いていることが重要になります。

一方で、摂取カロリー」が「必要カロリー」を上回ると肥満に繋がります。

愛犬が1日に必要なカロリーを知ることで、適切なご飯やおやつの量を把握でき、体重のコントロールがしやすくなります。

犬種や体重などでは計れない

Webなどでも犬種などによって適正体重は公開されていますが、同じ犬種でもその子によって骨格や運動量も様々です。

また、人間でも同じ身長で同じ量のご飯を食べても人によって体重が増える人と増えない人がいるように、犬も適正体重だけではご飯の量は測ることは難しいです。

フードパッケージに載っている給餌量は目安

飼い主さんが愛犬にどれだけフードを与えれば良いのかという目安として使うのが、フードパッケージの裏に書いてある体重とフード量の表だと思います。

しかし、その表を参考に愛犬に毎日食事を与えたのに、全然愛犬の体重が増えなかったり、逆に太ってしまったりしたという飼い主さんもいらっしゃると思います。

犬は体格差が大きい動物で、同じ体重であっても、筋肉量や骨格が違ったり、運動量も異なります。

フードパッケージの裏に書いてある量で、適正体重が保たれている場合は、そのまま給餌量を変えなくても良いですが、適正体重が保たれていない場合には、体格や運動量、年齢、飼育環境などの様々な要因を考慮して判断する必要があります。

犬が1日に必要なカロリーの計算方法

飼い主さんは愛犬にドッグフードを与える時にフードパッケージの裏に記載された給餌量を目安にフードを与えると思います。

しかし、愛犬に1日どのくらいのカロリーを与えているのかを知っている飼い主さんは少ないと思います。

愛犬に手作りフードを与える際やおやつを与える際にどの程度のカロリーを与えるべきか知ってくことは無駄ではありません。

犬が1日に必要なカロリーを計算する際にはいくつかの手順をふむ必要があります。

初めに安静時エネルギー要求量(PER)を算出する

まずは「安静時エネルギー要求量(PER)」を体重に応じて計算します。

「安静時エネルギー要求量(RER)」は正常な犬が常温環境で動かない状態で必要な1日のエネルギー量(=基礎代謝量)を意味します。

安静時エネルギー要求量(RER)=70×体重0.75

【電卓での計算方法】

  1. 体重×体重×体重(体重を3回かける)
  2. =の値に√・√(ルートを2回押す)
  3. ×70(70をかける
  4. 「安静時エネルギー要求量(RER)」

犬のライフステージの係数を知る

成長したり、妊娠したり、運動量上昇期の犬などは、維持に必要なエネルギー量に加え、労働や生産のためのエネルギーを摂取する必要があります。

そのため各ライフステージに応じた係数を知る必要があるのです。

先ほど算出された「安静時エネルギー要求量(RER)」に、以下の犬のライフステージに応じた係数をかけます。

 犬のライフステージ 係数
成長期(離乳から月齢4か月まで) 3.0
   (月齢4か月~成熟体型まで) 2.0
成犬 (避妊・去勢済み)  1.6
   (未避妊・去勢) 1.8
妊娠時(出産までの21日) 3.0
授乳時(仔犬の数により) 4.0~8.0
肥満傾向の成犬 1.0〜1.2

1日あたりに必要な摂取カロリー(DER)を計算する

ここまできたら後は計算するだけです。

「1日あたりに必要な摂取カロリー(DER)」=「安静時エネルギー要求量(RER)」=(70×体重0.75)×犬のライフステージ係数

例えば、ライフステージ係数1.6の避妊・去勢済みの成犬(10kg)に必要な1日あたりの摂取カロリー(DER)を算出してみましょう。

「安静時エネルギー要求量(RER)」=10×10×10⇨√・√⇨×70=393.6kcal

「1日あたりに必要な摂取カロリー(DER)」=393.6×ライフステージ係数1.6=629.7kcal

「1日あたりに必要な摂取カロリー(DER)」には、朝晩2回のフードやおやつも含まれます。

1日2回ドッグフードを犬に与えている人は、DERからまずおやつ分のカロリーを引き、それを2で割ると、1回の食事あたりのドッグフードのカロリーが分かります。

例えば、先ほどの体重10kgの犬で1日1本のおやつ(=60kcal)を与えている場合とおやつを与えていない場合の「フード1回あたりに必要なカロリー」は以下の通りです。

  • おやつを与えている場合
    (「1日あたりに必要な摂取カロリー(DER)」629.7kcal-おやつ60kcal)÷2回=285kcal
  • おやつを与えない場合
    「1日あたりに必要な摂取カロリー(DER)」629.7kcal÷2回=312kcal

理想体重を知るためにBCSを利用する

理想体重がわからないと、どこまでダイエットすればいいのか迷ってしまうと思います。

そんな場合は、「ボディコンディションスコア」(BCS)を利用しましょう。

以下の表を参考に、BCS3の理想体型を目指すようにしましょう。

その時の体重が理想体重の目安になります。

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BCS1 痩せすぎ 助骨や骨盤などがはっきり見え、触っても脂肪がわからない状態です。
明らかに毛艶が悪く、上から見ると腰にくびれがあり砂時計のような体型になっています
BCS2 やや痩せ 毛艶があまり良くなく、体全体の骨格がわかりやすく、背骨を触ると骨っぽいです。
肋骨が少し浮き出ており、若干の皮下脂肪や筋肉はあるものの、真上から見るとお腹のくびれが細い状態です。
BCS3 理想体型 毛艶が良く、体全体が適度な皮下脂肪に覆われています。
撫でたときに骨が感じ取れ、犬を真上から見た際にウエストが緩やかにくびれています。
BCS4 やや肥満 見た目で肋骨の存在が分かりにくく、強めに触ってようやく肋骨や背骨が分かる状態です。
犬を真上から見た際に、ウエストがやや横に張り出しており、横から見ると締まりがなく、腹部が若干垂れ下がっています。
BCS5 太り過ぎ 見た目にも分厚い脂肪が確認でき、触っても肋骨や背骨の位置が感じ取れません。
首周りやお腹にも、脂肪が付いていて、上から見てもウエストのくびれはなく、横から見た時に腹部も垂れ下がっていて、いわゆる寸胴体型です。

愛犬に合わせて必要カロリーを調整しよう

上記のカロリー計算で求めた1日の必要カロリーを基準にした上で、運動量や季節、体格といった要素も考慮に入れて、愛犬の必要カロリーを調整していくことが大切です。

必要カロリーの調整において考慮すべきポイントをご紹介します。

運動量によって調整する

散歩をいつもより長くした日やドッグランなどで沢山遊び動いた日にはエネルギーの消費量も上がるので、その分いつもより多く食べても大丈夫です。

ダイエットのために運動している場合には、たくさん動いても食事量は増やさないようにした方が良いでしょう。

避妊・去勢手術の有無によって調整する

本来、雌に比べ雄の方が筋肉質で活動的なため、比較的太りにくい傾向にありますが、去勢手術や避妊手術を受けると代謝エネルギーが大幅に減るので雄・雌共に太りやすくなります。

去勢手術や避妊手術をした場合には様子を見ながら、食事の量を少し控えめにするなど調整しましょう。

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季節によって調整する

近時では、夏になると暑さが厳しいために散歩を控えるケースが増え、太ってしまう犬が多く見受けられるようです。

散歩を控え運動量が少なくなるとその分必要なカロリーも少なくなるため、運動量に合わせて摂取カロリーを減らす必要があります。

一方で、冬などの寒い季節に散歩に行くと体を温めるためにいつもよりエネルギーを使うので痩せやすくなります。

消費エネルギーが多い日は摂取カロリーが多くても太りにくいので、冬場も活動的な犬の場合には普段より摂取カロリーが多くても大丈夫です。

年齢によって調整する

年齢を重ねるにつれて体の細胞の活性度合いは落ちていくため、一般的に高齢になればなるほど基礎代謝が低下します。

高齢になってきた場合、毎年同じ量では太ってしまう可能性があるので、加齢にともなう体の変化に合わせ給餌量を減らすなどの調整することが必要になります。

体格によって調整する

例えば、筋肉質な犬は基礎代謝の量が多いので、動いていなくても消費するエネルギーが多いのに対し、痩せている犬や筋肉量が少ない犬は消費エネルギーが少ない傾向にあります。

愛犬の体格や筋肉量に応じて先ほど計算した必要カロリー量から増やしたり減らしたりと調整するようにしましょう。

必要カロリーから計算するおやつの目安

1日に与えて良いおやつの量は「1日に必要なカロリー」のおよそ10%以内とされています。

もちろん、おやつも「1日に必要なカロリー」の中に含まれているので、おやつの量を10%にする場合は、フードを残りの90%の量に調整する必要があります。

一般的なおやつのカロリー

具体的には次の計算式で10%のカロリー量を算出します。

「1日に与えて良いおやつのカロリー量」 =「 1日に必要なカロリー」 ÷ 10

例えば、1日の必要カロリーが629.7kcalの場合、おやつのカロリーは629.7÷10=62.9kcalとなります。

100gで300kcalあるおやつを与える場合、62.9÷300×100=20.9…となり、62.9kcalに相当するおやつの量は約21gということになります。

食事を基本におやつを調整する

おやつの量はあくまでも目安なので、愛犬によって調整する必要があります。

おやつを与えたときに太りやすい子もいれば、逆に太りにくい子もいるので、様子を見ながらおやつの量を調整するようにしましょう。

また、ダイエットの必要がありカロリーを制限する必要がある場合には、まずおやつを減らしてみましょう。

ただし、一気におやつを減らすのは可哀想なので、与える量を徐々に量を減らしたり、少ないおやつを細かくちぎって与える回数を増やすことで満足感を与えたり、カロリーの低いおやつを与えたりと工夫をするようにしましょう。

まとめ

フードパッケージの裏に書いてある表を参考にしながらご飯を与えているけれど、うちの子は1日にどれくらいカロリーを取れば良いのか分からないのは不安だという飼い主さんも多いと思います。

本日ご紹介した必要カロリーの計算方法を1つの目安にしてみてください。

ただし、あくまで目安なので愛犬の体格など総合的に判断し量を調整するようにしましょう。

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