愛犬の服を選ぶためのポイントは?サイズの測り方や注意点を解説☆

こんにちは。

ポメラニアンのモコ(@mocochi1011)です。

犬の服はお散歩の中の汚れを防ぐだけではなく、防寒や日焼け予防にもなったり、抜け毛を防ぐためのエチケットとしての側面もあります。

しかし、犬にはもともと服を着るという習慣がない為、愛犬にとってなるべく負荷の少なく、着心地の良い動きやすい洋服を選んであげたいものです。

また、愛犬の服選びについてジャストサイズを探すのに苦労される飼い主さんも多いようです。

服のサイズが適切でないと、犬が不快感を覚えて服嫌いになってしまったり、ケガをしてしまう原因になってしまったりもします。

今回は犬の服を選ぶためのポイントやサイズ選びなどについて解説します。

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愛犬の服を選ぶポイント6選!

早速愛犬の服を選ぶ際のポイントを6つ解説していきます。

愛犬の身体のサイズの合った服を選ぶ

後述しますが、犬の服選びにとってサイズはとても重要です。

人間の子供服のように成長の早さを考慮して1サイズ大きめの服を選ぶ必要はありません。

むしろサイズの合わない大きな服を着ながらいつも通りに走り回ってしまうと、服が脱げてしまい怪我をする原因になってしまいます。

犬の服を選ぶ際には、愛犬の動きに制約を与えず、大きすぎない適切なサイズの服を選ぶことが最重要ポイントとなります。

愛犬が成長し服が小さくなってしまったら、思い切って買い替えましょう。

作りが丈夫な服を選ぶ

作りが粗雑な服の場合、犬がイタズラする事で簡単に破れたり食いちぎられてしまい、誤食事故につながる可能性があるので、縫製もしっかりとしたものを選ぶようにしましょう。

また、犬は散歩が大好きですが、散歩中に服は泥はね、臭い付けなどで汚れてしまいます。

そこでしっかり丸洗いしてもヘタらない丈夫な生地の服の方が使い勝手がいいですね

素材の良い服を選ぶ

犬の服は全身を覆っている被毛の上に着させるので静電気が発生しやすく、それが元で被毛にダメージを与えてしまうことがあります。

犬に着せる服は良質な天然素材のものを選ぶ方が良いでしょう。

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季節に合わせて選ぶ

犬の被毛の構造は犬種によって異なりダブルコート、シングルコートの2種類に分かれます。

ダブルコートとは名前の通りコートを2枚着ているイメージなのに対し、シングルコートはコートが1枚だけのイメージです。

ダブルコートの犬は暑くなれば1枚コートを脱ぐイメージで、毛の生え変わりが発生します。

その為、ブルコートの犬に防寒しすぎてしまうと暑くなりすぎてしまうので、通気性の良いものを選ぶ必要があります

最低でも春夏用、秋冬用と2種類に分けて服を用意するようにしましょう。

  • 春夏用:通気性が良く、速乾性のある服
  • 秋冬用:しっかり防寒できる服
  • シングルコート:ヨークシャテリア、マルチーズ、トイプードル、フレンチブルドッグなど
  • ダブルコート   :ポメラニアン、柴犬、ラブラドールレトリバー、ダックスフンドなど

装飾品が多い服は避ける

ボタンやフリルなどの飾り付けは人間にとって可愛く見えても、犬にとっては装飾品はただのおもちゃになってしまい、食いちぎったり飲み込んでしまったりして事故になることがあります。

犬にとってはなるべくシンプルなデザインの服の方が良いでしょう。

サイズ表記以外も確認する

犬用の服と言っても、犬種によって体型は様々です。

S・M・L等のサイズ表記だけで判断せず、その他の説明もよく読み愛犬に最も適した服を選びましょう。

犬の正しい採寸箇所・測り方

先述の通り、犬の体型は犬種による違いや個体差があります。

犬用の服を選ぶ際には事前に愛犬のサイズを適切に測定する必要があります。

ただし、犬は身体のサイズの測定中じっとしてくれないことも多いので、できれば複数回測定し、その平均値を使用するようにしましょう。

愛犬の服の測定に関しては一般的に①首回り②胴回り③着丈・背丈を基準にすることが多いです。

基本的にはピッタリとしたサイズの服が良いですが、毛の長いワンちゃんの場合には胴回りを中心に1〜2cm余裕をもったサイズにした方が良いでしょう。

「首回り」

「首回り」を測定する際は喉仏の少し下の首の付け根の周囲を1周分測るようにしましょう。

首輪の位置で測ってしまうと服としては小さすぎる数値になってしまうので、注意しましょう。

「胴回り」

「胴回り」を測定する際のポイントは胴の最も太い場所を測ることです。

「胴回り」は一般的に前足の付け根の後ろまわりが最も太い部位ですが、実際に目で見て測定箇所を確定しましょう。

毛の長い犬の場合にはメジャーで測った際に被毛がふんわりと潰れる程度の強さで測るようにしましょう。

「着丈」・「背丈」

「着丈・背丈」は首回りを測った時の首の付け根の部分からしっぽの付け根までの距離のことです。

首輪の位置から測ってしまうと、サイズが長めになってしまうこともあります。

「ウエスト」

「ウエスト」はマナーパンツなどを履かせる際に使用するサイズです。

「ウエスト」を測る際には後ろ足の付け根の手前で、胴の中で最もくびれている部分を測りましょう。

「ウエスト」を測る際にサイズが大きすぎてしまうとマナーパンツが脱げてしまうこともあるので、丁寧に測るようにしましょう。

「前丈」

「前丈」とはマナーパンツを履かせることを考慮した場合など、着丈を短めにしたい時のサイズです。

「前丈」を測る際には首回りを測った時の首の付け根の部分から肋骨の一番下辺りの下腹部(ウエストからしっぽの付け根の中間ら辺)までの長さを測りましょう。

「ヌード寸法」と「出来上がり寸法」・「仕上がり寸法」の違い

犬の服を買おうとした際、「ヌード寸法」という表記や「出来上がり寸法」「仕上がり寸法」という表記があることがあります。

この「ヌード寸法」と「出来上がり寸法」・「仕上がり寸法」というには大きな違いがあるため、それぞれの違いをきちんと知った上で服を選ぶようにしましょう。

「ヌード寸法」

「ヌード寸法」とは犬を服を来てない状態で直接測った寸法のことです。

服を買う際にはまず愛犬の「ヌード寸法」を測る必要があります。

「出来上がり寸法」・「仕上がり寸法」

「出来上がり寸法」・「仕上がり寸法」は「ヌード寸法」から2〜3cmゆとりをもたせたサイズのことです。

「仕上がり寸法」と表示されてるのに「ヌード寸法」で服を選んでしまうぴったりしすぎて着心地が悪くなってしまう可能性が高いので注意しましょう。

犬の服選びの注意点

犬に服を選ぶ際にサイズ以外の注意すべきポイントをご紹介します。

愛犬が嫌がる服は着させない

犬によっては、固い素材の服が苦手だったり、装飾が沢山ついている服が嫌いだったり、素材に好みがある場合があります。

飼い主さんが可愛いと思うからと言って、愛犬にとってストレスになる服を着させることはやめましょう。

犬の服には防寒を始めとした様々なメリットがある為、素材に限らず服が着られない場合には、ノースリーブなどの動きやすい服から少しずつ訓練するようにしましょう。

静電気が起きにくい素材を選ぶ

静電気は犬にとって痛みや不快感がありストレスになったり、アレルギーが起きやすくなったりしてしまいます。

愛犬に服を着させる際には、静電気の起きにくい素材である綿や羊毛などの素材の服を選ぶと良いでしょう。

ポリエステル素材のフリース等を着させる場合には、洗濯する際に柔軟剤を使用すると柔軟剤のリンス効果で静電気の発生を抑える効果が期待できます。

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服を脱がせた後はブラッシングでケアをする

服を脱がせた後は静電気が起きやすく、毛玉ができやすくなります。

特に冬場には静電気防止のスプレーを使ったり、脇の下や内股などの毛玉ができやすい部位を重点的にブラッシングをしてあげましょう。

犬の服の不適切なサイズ選びの注意点

せっかく犬の服を買ってもサイズの選び方を間違うと、着させられなくなってしまいます。

また、大きすぎる服や小さすぎる服を無理に着させることには多くの弊害があります。

不適切なサイズの服を選んでしまう注意点を具体的に見てみましょう。

服を着ることを不快に感じてしまう

サイズが窮屈な服やダボダボしたサイズの合わない服を着せられると犬は不快に感じることがあります。

不快な思いを何度もすると犬は服を着ること自体嫌がるようになってしまう可能性もあります。

せっかく犬の服には防寒対策など色々なメリットがあるにも関わらず、犬が服を嫌がって着てくれなくなってしまうかもしれません。

ケガや転倒のもとになる

サイズの合わない服を着させてしまうと、愛犬が怪我や転倒をしてしまう原因となり危険です。

特に服が大きすぎる場合、犬の足の爪や指がひっかかってしまい、爪を折ってしまうなどのケガにつながることがあります。

摩擦で皮膚炎などを引き起こすリスク

サイズの小さすぎる服を着させた場合には、服の繊維と愛犬の皮膚や被毛が擦れてしまうことで、皮膚炎などを起こす可能性があります。

特に前足の脇の部分はよく擦れやすいので気をつけましょう。

また小さい服を着させると、手足を動かす度に服と皮膚がこすれ、すり傷ができてしまうこともあります。

する傷ができると痛みを伴うため、服を着ることを嫌がるようになってしまいます。

服本来の目的を果たせない

愛犬に服を着させるメリットの1つが愛犬の防寒対策ですが、身体のサイズに合わない大きな服を着させると服の隙間から風が入り、防寒機能が十分に果たせなくなります。

お勧めのワンコ服

実際にモコが着てみて良かった犬の服をご紹介します。

Vague Color salopette

服の素材が綿100%で日本産なので安心して着させることができます。

胴回りの部分が身体に回してボタンで留める形なのでとても着させるのが簡単です。

そのまま着ても、色々なインナーと組み合わせても可愛いので様々な場面で重宝しそうです。

サイズについては胴回りをベースに選択し、裾が長い場合にはロールアップして調整することもできます。

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ミニオンになれるお洋服

服の素材が丈夫でモコモコしていて温かいので秋から春にかけて重宝します。

上から被せて胸のところでボタンを閉めて着させる形なので、着させるのも簡単なのもポイントです。

オーバーオールの形だけでも可愛良いですが、やはりミニオンが目立つので、沢山の方に声をかけてもらえやすいので、愛犬も大喜びでしょう。

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まとめ

愛犬の服を選ぶ時に、つい飼い主さんが「可愛い」「かっこいい」と思うデザインを優先してしまうこともあると思います。

しかし、本来犬に着せる服には目的があり、大切なのは愛犬の着心地の良さと動きやすさです。

愛犬の健康と安全を最優先し、目的をきちんと果たせる質の良い服を選ぶために愛犬のサイズをしっかり測ってみましょう!