マーキングはやめさせられる?しつけ法やマーキングの理由について解説☆

こんにちは。

ポメラニアンのモコ(@mocochi1011)です。

愛犬と散歩をしていると、電柱など高さのあるものの前に立ち止まって足を上げ、ちょっとオシッコをかけることがあると思います。

これはマーキングと言い、単純な排泄行為とは異なる犬の習性です。

迷惑となってしまうようなマーキングや、室内でしてしまうようなマーキングはやめさせたいと考えている飼い主さんも多いと思います。

今回は、犬のマーキングの目的や、マーキングのしつけ方法、マーキングをしてしまった場合の対処法について解説します。

目次

犬がマーキングをする理由は?

犬は麻薬犬などで知られるように、嗅覚を使って人間のお手伝いができるほど犬の鼻は優秀です。

マーキングはこうした特性を生かした行動で、マーキングは基本的には犬が自分の情報を発信したいという本能に基づくものであり、不適切な場所での排泄とは根本的に意味合いが異なります。

情報を発信する目的以外にもマーキングには様々な目的や理由があります。

屋外でするマーキングの理由は?

犬を散歩に連れ出すと、電柱や住宅の石垣などに近づいて、マーキングをしたがることがあると思います。

屋外でのこうしたマーキングにはいくつかの理由があります。

例えば、犬がマーキングをする際、電柱などの高い位置に尿をかけるのは他の犬に対して「自分は強い犬だぞ!」と主張するためです。

小型犬の中には、逆立ちのような体勢でマーキングをする子もいるくらい、自己アピールのために高い場所を狙います。

また、縄張りの主張以外にも、犬が抱えている様々な想いをマーキングで表します。

ここでは犬が屋外でマーキングをする理由について解説していきます。

縄張りの主張

マーキングの目的として一般的なのは、縄張りを主張することです。

犬は尿の匂いを嗅いだだけで性別や年齢、大きさなどを理解する能力があり「この場所は僕の場所だよ!」ということをマーキングで他の犬に知らせるのです。

屋外でのマーキングは、他の犬へのアピールの為に行うことがほとんどで、基本的に尿意を催して行っているわけではありません。
その為、縄張り意識の場合は、少量ずつ行うという特徴があります。

情報の交換

犬は人間の10万倍もの鋭い嗅覚を持つ為、お互いのオシッコから得られる情報は人間の想像を超えています。

犬はオシッコの匂いを嗅いただけで性別や年齢など相手の犬の様々な情報を受け取ることができるのです。

犬が足を高く上げて少しでも高い位置にオシッコを掛けようとしているのは、高い位置にマーキングした方が後から消されづらいからという理由の他に、自分をできるだけ大きくみせるためという理由もあります。

異性へのアピール

メスへのアピールは去勢が済んでいないオスによく見られる行為で、自分の匂いを各所に付けることで、発情したメスに対して自分の存在をアピールしようとします。

一般的に異性へのアピールのためのマーキングはオスに多く見られる傾向がありますが、マーキングの匂いを嗅いだメスが、「近くに発情中のオスがいるのね」と情報を受け取り、自分の存在を知らせるために同じ場所にマーキングすることもあるようです。

オシッコから多くの情報を伝えあえる犬にとって、マーキングでお見合いのようなやりとりをしようとしているのかもしれませんね。

室内でマーキングをする理由は?

屋外でするマーキングは情報交換や、他の犬に自分の存在をアピールするのが目的だという解説をしましたが、中には室内でのマーキングで悩んでいる飼い主もいらっしゃるかもしれません。

犬が屋外だけでなく室内でもマーキングするのには、以下のような理由が考えられます。

気持ちを落ち着かせたい

屋外での犬のマーキングは自分の縄張りを主張するなどの理由がありましたが、屋内でのマーキングについては自分の匂いを拡散させることで安心したいからと考えられています。

例えば慣れないお客さんが家に来たり、近所で工事の騒音があるなど、なんらかの理由で不安な気持ちになり、それを紛らわすためにマーキングを始めることがあります。

室内でのマーキングはいたずらをしているのではなく、自分が安心できる空間にしたいという思いがあります。

環境や家族構成の変化によるマーキング

引っ越しなど生活環境が変化した時、犬はストレスによってマーキングをすることがあります。

犬は嗅覚が鋭いため、嗅ぎ慣れない匂いのする新しい家は犬にとってとても落ち着かない環境となってしまうことがあります。

愛犬が安心して新しい環境に馴染めるように、ケージの中には愛犬自身の匂いや飼い主さんの匂いのついた布などを入れてあげ、安心できる環境作りをしてあげることが大切です。

また、飼い主さんに赤ちゃんができたり、新しい子犬などのペットを迎えたり、家族構成が変化すると犬は寂しさを感じてしまうことがあります。

そうした場合には、意識して愛犬とスキンシップをしてあげるようにしましょう。

ストレス発散

犬にとって嫌なことがあったり、飼い主さんが気づかないところで恐怖を感じる経験をしたり、欲求不満になったりなどなんらかのストレスなどを受け、ストレスを解消するためにマーキングを行う場合もあります。

犬は一般的にストレスを抱えた際にカーミングシグナルを出すことで気持ちを落ち着かせる場合が多く、マーキングはそのカーミングシグナル一種として考えられています。

オシッコをするというカーミングシグナルは、相手に対して自分をさらけ出し、敵意がなく仲良く付き合いたいという親愛の情を伝えるときに用いられます。

そうした場合には愛犬と遊ぶ時間を取ったり、しっかり散歩をしたりしながら、犬のストレスを減らすように努めましょう。

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分離不安によるマーキング

犬は不安感が強く、飼い主さんが近くにいないことでストレスを感じることがあります。

長時間の留守番によりストレスがたまり、分離不安という症状を引き起こしている可能性があります。

ストレスを感じ、不安が大きくなると犬は色々な場所で粗相をしてしまうことがあります。

この行為はオシッコをして、自分の匂いをつけて落ち着こうとしている現れであり、悪戯で行っているのではありません。

このような場合には、信頼のもとでしっかり主従関係を確立することが大切です。

そして、一緒に遊んであげたり、散歩に行ったりと一緒に楽しむ時間を作ってあげるようにしましょう。

膀胱炎などの病気の可能性

トイレトレーニングがしっかりできており今まで決まった場所でオシッコできていたのに、突然室内の色々な場所にオシッコを始める場合があります。

こういった場合、何か目的のあるマーキングではなく、膀胱炎などによる残尿異常が原因の場合があります。

膀胱炎になってしまうと炎症から常に刺激が送られ続けてしまうので、尿は全く溜まっていないのに溜まっているような、残尿感を感じ続けています。

これがマーキングしているかのような行動に見えてしまうのです。

恐怖感によるマーキング

強めに叱られた時など、強い恐怖を感じることがあると思わず排尿してしまうことがあります。

このような時にはオシッコをしたからと強く叱らないようにしましょう。

更に強い恐怖を感じ、人間不信になってしまう可能性があります。

犬が恐怖を感じてしまっている時には、優しく撫でて落ち着かせてあげましょう。

マーキングはいつから始まる?

そもそもマーキングはいつ頃から始まるものなのでしょうか?

マーキングは生後6カ月頃から見られる

個体差はありますが、マーキングは生後6~8ヶ月に始まるケースが多いようです。
もちろん、全くマーキングしない子もいますし、もっと早く4~5ヶ月から始まる子もいます。
今まできちんとトイレができていたのに、突然家のなかでマーキングを始めるなんてケースもあります。

しつけでマーキングをやめさせる工夫はできますが、厳しく叱責しないようにしましょう。

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女の子もマーキングする?

マーキングはオス特有の行為ではない

マーキングをする理由として縄張りを主張することなどが挙げられる為、マーキングをするのはオスの犬だけだと思われがちですが、実はメスもマーキングを行います

 

メスのマーキングも縄張り主張の場合もありますが、メスのマーキングはオスへのアピールのために行う場合が多いです。

尿にはメス特有のフェロモンも含まれており、発情期にマーキングすることが多いです。

室内でのマーキングをやめさせる方法とは?

室内でのマーキングはしっかりとコントロールする必要があります。

以下のポイントを押さえてコントロールしましょう。

トイレトレーニングを徹底する

飼い主さんがマーキングだと思っても、実は単なる粗相の場合もあります。

まだ十分にトイレトレーニングができていないことが原因で室内でマーキングを繰り返している場合は、トイレトレーニングを徹底させましょう。

排泄はお部屋の中の決められた場所でするものだというしつけを徹底しましょう。

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マーキングの前兆を理解する

マーキングする前の犬の仕草には独特の前兆があります。

クンクンと何かを探すように床の臭いを嗅ぎながらソワソワしたり、片足を持ち上げようとしていたりするなど、マーキングの前兆があったら、愛犬に声をかけ気をそらすようにしましょう。

去勢、避妊手術をする

早期の去勢手術・避妊手術はマーキングを減らせる可能性があります。

縄張り意識は子孫を残す本能から生まれることが多く、去勢・避妊手術を行えばマーキングの意欲も下がります

さらに、去勢や避妊手術は子宮蓄膿症や前立腺肥大といった性別特有の疾患の発症リスクを減らす効果もあります。

ただし、マーキングが癖になってしまっている子の場合には、去勢・避妊手術を行っても落ち着かないこともありますので注意が必要です。

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ストレスを解消させる

先述の通り、環境の変化や散歩不足、飼い主さんとのコミュニケーション不足や飼い主さんの不在時間が長いことなどがストレスや不安感へと繋がる事があります。

ストレスでマーキングを繰り返している場合は、そのストレスや不安感の解消に努めましょう。

引っ越しなどで環境が変わってしまった場合には、ケージの中に飼い主さんや愛犬自身の匂いのついたタオルなどの布を入れて安心させてあげたり、遊ぶ時間があまり取れていなかった場合には沢山相手をして積極的にコミュニケーションをとる時間を作るようにするなどといった方法を試してみましょう。

行動範囲を制限する

犬のマーキングの目的の1つが自分の縄張りの主張であることをお伝えしましたが、犬にとって自由な場所が多いと縄張り意識としてマーキングしてしまうことが多いので、行動場所を制限することでマーキングの回数を減らすことができる可能性があります。

愛犬の縄張り意識を弱めるためにも、飼い主さんと愛犬の主従関係をしっかりしつけることも意識しましょう。

マーキングした場所を消臭する

自分がしたマーキングの匂いが残っていると、その場所に繰り返しマーキングする確率が高くなってしまいます。
マーキングしてしまった時にはなるべく早く掃除をして、きちんと消臭することが次回以降の防止策として効果的です。

マナーベルトを着用する

マーキングの対処法として、腰に巻き付けてマーキングや粗相を防止するマナーベルトの着用で対処する方法も有効です
マナーベルトはマナーウェアやマナーパンツとも呼ばれ、使い捨てのものや布製のものがあります。
ドッグカフェや愛犬と一緒に泊まれる宿などにお出かけする際にも行き先で迷惑をかけることもなくなるので便利です。

マナーベルトは吸収力の高い商品からマーキング防止用に少量の吸収力しかもたない商品もあるので、用途にあった商品を選ぶようにしましょう。

また大きすぎると外れてしまい、小さすぎると漏れてしまったり、かぶれてしまう原因になります。

愛犬に合うサイズをよく確認して購入しましょう。

マーキングしてしまった場合の対処法は?

散歩中にマーキングをした場合にはオシッコを洗い流す水を持ち歩き、その場所をきれいにしましょう。

特にマーキングの際のオシッコは通常のオシッコよりも匂いがキツい事が多いので、マーキングした箇所をそのままにしないことが飼い主さんとしてのマナーです。

室内でマーキングをした場合は、その後の匂いを残さないよう、掃除をしたあとに消臭スプレーを活用するようにしましょう。

ペットショップなどにも並んでいますが、消臭効果だけでなくなるべく体に有害な物質が含まれていない、天然成分のもの選ぶことをお勧めします。

散歩前にオシッコを済ませる

散歩の前に十分にオシッコをさせておくことで、屋外で急な尿意に襲われることなく散歩を続けることができます。

うちのモコは自宅でオシッコを済ませた後で散歩に行くようにしているので、散歩中にマーキングをしたとしても残念ながら何も出ません。。。笑

マーキングの予兆行動を知る

いつも散歩している時によくマーキングしようとする場所を覚えておきましょう。

散歩中にマーキングの予兆を感じたら、飼い主さんはリードを引っ張るなどして、マーキングを阻止できるように心がけましょう。

匂いに執着させないようにする

屋外でのマーキングは犬の本能から出る行動なので、飼い主さんが気持ちを他に向けてあげることが必要です。

マーキングへの執着から気をそらせるために、声をかけこちらに注目させるようにしましょう。

日頃から飼い主さんの声掛けに注目させるということをトレーニングしておくのは、マーキング以外にも役立つのでトレーニングしておきましょう。

マーキング対策に役立つ便利グッズ

ここでは主に室内でのマーキング対策に役立つ便利グッズを紹介します。

消臭・匂いグッズ

犬がマーキングをした後は消臭スプレーでしっかりと匂いを消す事が重要です。

犬はマーキングの匂いが残っていると、その匂いに誘導されて同じ場所にマーキングをしてしまうことが多くなってしまうからです。

ペットの尿の臭いに特化した強力な消臭剤と、マーキング防止効果をもつ匂いグッズをご紹介します。

ジョイペット 天然成分消臭剤オシッコのニオイ・汚れ専用

犬のマーキングの匂い消しに特化した強力な消臭剤で、緑茶消臭成分がペットの気になる匂いを元から消臭・除菌します。

除菌成分も含まれており、フローリングやカーペット、畳などに菌が繁殖するのも防いでくれます。

また、消臭成分も100%が植物抽出物からできているため、犬が舐めてしまっても安心です。

トーラス お外のしつけ マーキングお断り 濃縮スプレー

「トーラス お外のしつけ マーキングお断り 濃縮スプレー」は、犬が嫌うハーブの香りがする為、スプレーを吹きかけた場所に犬がマーキングしにくくなります。

ハーブの香りなので、人間にとっては匂いもあまり気になりません。

野良犬・野良猫によるマーキング被害も解消する期待が持てます。

ネイチャーズ・ミラクル マーキング防止+消臭クリーナー

「ネイチャーズ・ミラクル マーキング防止+消臭クリーナー」はマーキングの匂いだけでなく、うんちの汚れなども取り除く洗浄効果がある消臭スプレーです。

マーキングされたくない箇所にあらかじめ吹きかけておけば、天然ハーブの香りによりマーキング防止効果も期待できるため、しつけにも利用できます。

ジョイペット ザ・しつけトイレの学習

「ジョイペット ザ・しつけトイレの学習」は天然の除菌成分であるショウガ乾留物とグレープフルーツ種子抽出物を配合し、フン尿臭を緑茶乾留エキスが包み込んで消臭します。

また、オシッコ汚れに含まれる雑菌を除去し、嫌な匂いを元から絶ちます。

フローリングやカーペットを傷めないノンアルコールタイプなのが嬉しいですね。

使い方も簡単で愛犬をトイレの場所まで誘引しトイレシーツにスプレーするだけでトイレの場所を認識させます。

トイレグッズ

室内で足を上げてマーキングしてしまう犬には、オシッコがこぼれにくいように、高さのあるトイレを用意するのが良いでしょう。

ボンビアルコン しつけるウォールトレー

足を上げてマーキングする犬は、壁の高い位置にオシッコをしてしまいます。

壁につく尿の匂いや汚れを防ぐのに役立つのが、このウォールトレーです。

背面部が高い設計になっている為壁が汚れにくく、シーツをセットするためのクリップがついているため、後片付けが楽なのがポイントです。

カラーや大きさのバリエーションが豊かなのも嬉しいポイントです。

アイリスオーヤマ 折りたたみ犬トイレ

こちらもL字型となっており、壁側にもトイレシートをセットできるのがポイントです。

レギュラーサイズのペットシーツ(44×33cm)なら2枚、ワイドサイズ(44×59cm)なら1枚がピッタリ使えます。

底面には滑り止め用のゴム脚が付いており、銀イオン配合で、臭いの元となる菌の発生を抑えてくれます。

そして折りたたみ式なのでお出かけ時や収納時にも便利です。

折畳み時のサイズは、幅約50×奥行36×厚さ約8.3cmになります。

マナーベルトやおむつ

外に犬を連れていく時、外出先でのマーキングが心配な場合は、おむつやマナーベルトを着用するのがお勧めです。

最近は消臭効果があるおむつおしゃれなデザインのマナーベルトなども増えており、お出かけの際につけることを気にせずに済みます。

マナーウェア 男の子用

「マナーウェア」はメジャーなマナーベルトで犬の身体にフィットしやすい柔らかい素材でできているおむつなので、犬が窮屈な思いをせずにすむのがポイントです。

6時間分という長時間分のオシッコをしっかり吸収してくれる上に漏れ防止用ギャザー付きで、外出中も安心して過ごすことができます。

OHBABYKA犬用マナーベルト

「OHBABYKA犬用マナーベルト」はアメリカのベビー用品ブランドが作る犬用マナーベルトです。

伸縮性のゴムがウエストについており、マジックテープでの調節も可能なため、愛犬が激しく動いても安心です。

肌にやさしい素材でできているため、長時間つけても愛犬にも優しいです。

室内でのマーキングは病気の可能性も

環境の変化がないにも関わらず、突然室内でマーキングを頻繁に行うようになった場合、なんらかの病気にかかっている可能性があります

この場合、一番可能性が高い病気が膀胱炎です。

膀胱炎の場合、残尿感があり尿が少量ずつしか出ず回数が多くなります。

こうした変化を感じた場合は、すぐに獣医さんに相談しましょう。

膀胱炎は尿検査ですぐに診断ができます。

こうした変化に気付けるよう、普段から愛犬の様子を注意深く見守っておくことが大切です。

まとめ

犬のマーキングは主に縄張り意識から生じる本能的な行為ですが、室内で頻繁にマーキングしてしまうのは、犬の不安感やストレス、恐怖心などが原因になっている可能性があります。

マーキングをしてしまったときは、カーペットや床、壁などをしっかり消臭・掃除するとともに、トイレの設置方法などについても工夫するようにしましょう。

また、突然マーキングするようになった場合は病気の可能性もあるため、普段から愛犬の様子をしっかり観察するようにしましょう。