子犬の噛み癖が治らない?正しいしつけ方やお勧めおもちゃで噛み癖を治そう☆

こんにちは。

ポメラニアンのモコ(@mocochi1011)です。

子犬の噛み癖はよくある問題行動のうちの1つです。

また成犬でもブラッシング等の時に噛まれた、愛犬の食事中に食器にさわったら噛まれた等の悩みを持つ方も多いようです。

家具がボロボロになった等大きな問題に発展する恐れのある「噛み癖」は早めに直さないと様々なトラブルに繋がります。

今回は噛んでしまう原因からしつけや対策、お勧めグッズをご紹介します。

子犬が噛んでしまう原因

子犬が噛む原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

本能的なもの

犬の噛み癖の原因として、本能的に噛んでしまうケースが考えられます。

例えば、愛犬が寝ている時に後ろから予期せぬタイミングで触ってしまった時などに、愛犬は急な接触に驚き「攻撃された!」と思い反射的に防衛するために噛んでしまう事があります。

また、去勢をしていないオスの犬同士の喧嘩の場合は、人間の家族の中で「群れ」本能的に順位付けをしようし、トラブルを起こすこともあります。

本能的な行動が原因の場合には根本的に治らないケースもあり、しつけの専門家などにアドバイスを仰ぐことも検討する必要があります。

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歯が痒い

子犬の歯は生後1ヶ月ごろから乳歯が生え始め、生後4〜10ヶ月の時期に乳歯が抜け落ちて永久歯に生え変わり、1歳くらいになると永久歯が生え揃います。

歯の入れ替わる時期に痛みやむず痒さを感じるため、目の前の物を噛んだり、時には人の腕や足などを噛むことによって解消しようとします。

歯が生え変わり永久歯になれば痒さは消えますが、噛み癖だけが残ってしまう犬も多くいます。

不安やストレス

私たち人間が恐怖を感じた時にとっさに手で顔を覆い隠す事があるように、犬も恐い時や嫌なことをされた時、痛い時などストレスや恐怖、不安などを感じたときについ噛んでしまう場合があります。

例えば、知らない人がいきなり頭を撫でようとしたときや、テリトリーをおかされたと感じた時、引っ越しをして環境が変わったり、運動不足などで不安やストレスを感じていないか気を配りましょう。

歯磨きやブラッシングなどのお手入れが嫌で噛むといった行動も精神的な原因が考えられます。

日頃から愛犬の様子を見てストレスを発散させてあげる工夫が必要です。

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構って欲しい

子犬が噛んでしまう要因として「甘えたくて噛む」「いたずらで噛む」「構って欲しくて噛む」という可能性があります。

愛犬を寂しがらせないよう、なるべく散歩をしたり遊んであげる必要があります。

構ってほしくて噛んでいる場合に、成犬へと成長する中で自然に直るだろうと放っておいてしまうと「寂しい時には噛めば飼い主さんが遊んでくれる」と勘違いしてしまうので気をつけましょう。

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遊びで興奮してしまう

飼い主さんとの遊びの中で興奮している場合にも強く噛んでしまうことがあります。

本来は、親犬や犬同士のじゃれあいの中で噛む力加減を覚えていきますが、飼い主さんが愛犬に力加減を教えるのは難しい為、親犬と離れる時期が早すぎてしまうと噛む力加減を学習できないまま育ってしまいます。

誤ったしつけ

誤ったしつけをしてしまうことで、かえって噛み癖がついてしまうこともあります。

誤ったしつけというのは、例えばしつけとして子犬のマズルを力強く掴んでしまったり、強く身体を叩いてしまったりすることです。

マズルを強く掴まれたり、叩かれる恐怖心から一時的に噛まなくなることはありますが、身を守るために余計噛み癖がひどくなってしまう犬もいます。

こうした場合、飼い主さん以外の人の手も噛むようになる可能性があるので注意が必要です。

子犬の噛み癖のしつけ方

子犬の噛み癖のしつけ方には様々な方法があります。

ご自身の愛犬に合う方法を見つけて、しっかりしつけていきましょう。

短く大きな声を出す

愛犬が甘噛みする場合や噛んではいけないものを噛んでしまう場合は、「いけない!」「ダメ!」「No!」などの短い言葉で叱ることが有効です。

「ダメダメ!」と繰り返したり、掛け声を統一させずに「ダメでしょ!」とフレーズを変えてしまうのはあまり良くない為、叱る言葉は家族間でも1つに統一することがポイントです。

根本的な原因を解消する

噛んでしまう根本的な原因を解消しないと、いくらしつけをしてもトレーニングの効果は出にくくなってしまいます。

愛犬が噛んでしまう理由をしっかり探り、例えば運動不足が原因でストレスが溜まり噛んでしまうのであれば散歩や運動時間を増やすなど、愛犬が噛んでしまう原因を解消することも重要です。

色々な犬や人と触れ合う

小さいうちに他の犬や人と触れ合うことで社会化を身に付けることで恐怖心を抱きにくくなります。

他の犬と遊ぶことは、何をされると嫌なのかや痛いこと等を学習することができてとても良い刺激になります。

噛んで良いもの、いけないものを覚えさせる

噛んで良いものを覚えさせ、噛む欲求を満たしてあげることも大切です。

何でもダメと抑え込むのではなく、専用のおもちゃを与えて遊びでエネルギーを発散させ、「噛みたい時にはおもちゃを噛む」という習慣をつけましょう。

また犬は1歳程度までの間に噛んだことのないものにはその後も興味を持ちにくい傾向があるので、子犬の時期に噛んではいけないものを噛めないような状況にしておくことも大事です。

ただし、手でぬいぐるみを持って遊んでしまうと、手とおもちゃを一体として捉えてしまい、手を噛んでもいいものと認識してしまうため、噛み癖のしつけとしては手で遊ばないように気をつけましょう。

無視をする

子犬が「構って欲しくて噛んでしまう」場合や「イタズラで噛んでしまう」場合など、飼い主の気を引く行動の場合には無視も有効です。

無視をする時は背中を向けて相手にしないようにします。

無視をすることで行動がひどくなることもありますが、何度か繰り返されていくうちに噛んでも良いことが起きないと認識して大人しくなります。

苦手な臭いをつける

愛犬に噛んで欲しくないものに犬の苦手な臭いをつけるのも1つの方法です。

噛み癖のしつけ用スプレーが市販で売っているので、噛んで欲しくないものに吹きかけると臭いを嫌がり噛むことが減ります。

お酢の臭いも苦手なので、かなり薄くした状態で霧吹きする方法もあります。

一度は噛むことをやめてもまた噛んでしまうことがあるので、噛み癖が治るまで繰り返し行う必要があります。

犬の噛み癖を直さない問題点

子犬の頃に飼い主さんの手や家具などを噛んでしまった時にそのまま噛み癖を直さずにいると、色々な問題が起こるかもしれません。

飼い主さんや周りの人にケガをさせてしまう危険性

子犬の間は噛まれても甘噛み程度で大きなケガに繋がることは少ないですが、成犬になってから噛まれてしまうと何針も縫うような大ケガを負ってしまう危険性もあります。

また、散歩中など外出先で他人に噛み付いてしまった場合には、最悪の場合過失傷害罪に問われることもあり、治療費や損害賠償を負担することになってしまう可能性もあります。

日頃の手入れやケアが難しくなる

噛み癖が治らないと、ブラッシングや爪切りなどのケアをしようとしても噛まれてしまうリスクが高く、日頃の手入れやケアが難しくなってしまいます。

また、噛み癖がある犬の場合は、トリミングサロンなども断られてしまうことがあります。

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大切な物や家具などを壊してしまう

噛んで良いものといけないものの区別がついていないと、飼い主さんの大切な洋服や靴、家具などまで噛んでしまうこともあります。

室内飼いの犬の場合には、テーブルや椅子の脚やソファ、クッションなどを噛んでしまい、使えなくなってしまうこともあります。

噛み癖のNGしつけ

噛み癖をしつけてもなかなか改善しない場合は、飼い主さんのしつけの方法が間違っている可能性もあります。

噛み癖をしつける時に飼い主さんがやりがちなNGしつけ方法を紹介します。

体罰や恐怖で叱る

噛み癖をしつける時に、愛犬を叩いたり、怒鳴りつけたり、閉じ込めたりして、痛みや恐怖を与えてしつけるのはNGです。

そういったしつけ方をすると愛犬との信頼を損ねるだけでなく、恐怖からむしろ噛み癖が悪化してしまう可能性もあります。

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犬の要求に応えてしまう

愛犬を甘やかしてしまう態度もNGです。

例えば、愛犬が構ってほしくて噛んでしまった時に、「仕方ないなぁ」とそのまま構ってしまうと、愛犬は「噛んだら構ってもらえる」と認識してさらに噛む頻度が増してしまう可能性があります。

この場合は、愛犬が噛む間は応えず、噛まなくなったら沢山褒めてあげることで「噛むのをやめたら構ってもらえて褒めてもらえる」と学習し噛み癖が徐々に改善される期待ができます。

犬が噛むおもちゃの選び方

犬が噛んで良いおもちゃを選ぶときのポイントを紹介します。

  • 丈夫で壊れにくいものを選ぶ
  • おもちゃの素材をチェックして選ぶ
  • おもちゃの形で選ぶ
  • 愛犬の体型や口の大きさで選ぶ

1つ1つ具体的に見ていきましょう。

丈夫で壊れにくいものを選ぶ

まずは犬が噛んで良いおもちゃを選ぶときはとにかく丈夫で壊れにくいものを選ぶようにしましょう。

人間用のおもちゃは壊れやすいので絶対に与えないようにしましょう。

一方で、極端に硬いものを与えてしまうと子犬や老犬の歯が欠けてしまう恐れもあるため、適度な弾力があるものを選ぶと良いでしょう。

おもちゃの素材をチェックして選ぶ

犬によっては噛む力が強く、犬用のおもちゃでも壊してしまうこともあります。

万一おもちゃを噛みちぎってしまっても安全な素材であるかどうかも重要です。

また、突起していてちぎれやすい形状のものは避け、シンプルな形の方が安心です。

おもちゃの形で選ぶ

犬用の噛むおもちゃには、投げて遊びやすい「ドーナツ型」のものや、ひっぱって遊べる「ロープ型」など様々な形状のものがあります。

形によって遊び方や用途も変わっていきます。

色々な形のおもちゃを上手く活用し、愛犬のストレスを解消し噛み癖のしつけに役立てましょう。

《ドーナツ型》

「ドーナツ型」のおもちゃは愛犬と投げたりして遊ぶことができます。

また、水に浮かぶ素材のものを選べば、プールなどでも遊ぶ事ができます。

投げることを怖がる場合には転がして遊ぶこともできます。

《ロープ型》

「ロープ型」のおもちゃは、愛犬とひっぱりっこをして遊ぶのに適しています。

ロープを噛んだり、飼い主さんと一緒に遊んだりすることで、愛犬のストレスを解消する事ができ、噛み癖が治しやすくなります。

歯の汚れ除去や歯茎のマッサージなどのデンタルケア効果が期待できるものもあります。

《おやつ内蔵型》

「おやつ内蔵型」は中におやつを入れられる事ができるおもちゃです。

おもちゃを振ったり、転がしたりすることで中からおやつが出てくる仕組みで、愛犬が1人で過ごさないといけないような状況でも寂しさを紛らわす事ができます。

《ぬいぐるみ型》

「ぬいぐるみ型」のおもちゃは見た目も可愛らしく犬友へのギフトにもぴったりです。

噛むと音の出るようなおもちゃの場合には、狩猟本能をくすぐられ、より興味を惹きつけることができます。

ただし、「ぬいぐるみ型」のおもちゃを選ぶ際には、ぬいぐるみの目などのパーツが外れにくいものを選ぶ必要があります。

《骨型》

「骨型」のおもちゃは犬が噛みやすい形状になっており、中には、チキンやビーフなどの香りづけがされたものもあります。

かじって食べていくうちに徐々に小さくなってしまうので、小さくなったものを喉に詰まらせないように気をつけましょう。

小さくなってしまってきたら、新しいものに買い替えるようにしましょう。

愛犬の体型や口の大きさで選ぶ

おもちゃを選ぶ際には犬の大きさに合ったものを選ぶことも大切です。

例えば、小型犬に大型犬用のおもちゃを与えても大きすぎたり重すぎたりして遊ぶことはできません。

一方で、大型犬に小型犬用のおもちゃを与えると小さすぎて誤って飲み込んでしまう危険性もあります。

そのため、おもちゃを選ぶ際には「小型犬用」「中型犬用」「大型犬用」などの表記をしっかり確認し、愛犬に合うものを選びましょう。

噛み癖対策に役立つおもちゃ

『ナイラボーン』

犬の噛むおもちゃといえば、『ナイラボーン』は定番です。

硬さや風味、形などたくさんの種類があるので、愛犬の身体の大きさや好みに合わせて選ぶ事ができます。

噛む力が強い犬に場合は、イボイボのついた『ナイラボーン』もあります。

ただし、この形のおもちゃの場合には、先述の通り徐々に小さくなるので、誤って飲み込んでしまわないように小さくなってきたら新しいものに変えるようにしましょう。

『コング 』

『コング』はアメリカでNo.1のおもちゃで、中におやつを入れる事ができます。

犬の問題行動やイタズラは、エネルギーが有り余っていることも原因の1つです。

『コング』におやつを詰めて夢中で遊ばせることで問題行動を解消する期待も持てます。

『グリッピンタグ用ロープ』

『グリッピンタグ用ロープ』は子犬用のロープ型のしつけ用おもちゃです。

同様の形のもので先端を噛むと音がするものもあり、音に反応して遊んでくれます。

遊ぶ時のコツはなるべく浅く持ち、遊びの部分をたくさん取ることです。

こちらも先述の通りで、深く持ってしまうと遊んでる中で誤って手を噛んでしまう危険性があります。

『橙緑ボール 2点セット』

『橙緑ボール』は噛んだり、投げたり、転がしたりと色々な遊び方ができるおもちゃです。

ラバー製なので犬の歯と顎に安全です。

表面がボコボコした形になっているため、夢中に家事っている間に歯を綺麗にしてくれる期待もできます。

まとめ

噛んで良いものやいけないものを繰り返し教えることで噛み癖は治すことができます。

噛み癖が習慣付いてしまうと成犬になってからしつけるのは子犬の頃よりもっとしつけるのが大変になってしまう為、子犬のうちに噛み癖を治しておきましょう。