愛犬がトイレシートをぐちゃぐちゃにする時の対処法を伝授☆

こんにちは。

ポメラニアンのモコ(@mocochi1011)です。

愛犬が人間の留守中にトイレシート(ペットシート)をぐちゃぐちゃに食い破ったりしたことはないでしょうか?

飼い主さんが見ていない間に犬にトイレシートをぐちゃぐちゃにされると掃除が大変ですし、食べてしまった場合愛犬の身体に異変が起こらないか心配ですよね。

今回は犬がトイレシートを噛む原因や食べる危険性、その対策について解説します。

犬がトイレシートをぐちゃぐちゃにする原因

ケージで愛犬を留守番させて帰って来たら、トイレシートがぐちゃぐちゃに剥がされて飛び散っていたことは皆さんあると思います。

トイレシーツをぐちゃぐちゃに破り、散らかすのは、「飼い主さんがちょっと目を離した隙」や「愛犬を留守番をさせていた時」など、飼い主さんが見ていない時におこなう子が多いようです。

ここでは、犬がトイレシートをぐちゃぐちゃにする理由ついてご説明します。

遊びの一環

犬はよく、毛布やクッションなどを無心で掘ることがあります。

トイレシートもそれと似た感覚で、掘っていたらちぎれて飛び散る様子が犬にとっては面白いおもちゃとなることがあります。

特に子犬は遊びたい盛りです。

檻の中でつまらない、退屈してしまった時、遊び足りない気持ちから簡単に破けるトイレシートで遊んでしまいます。

そのため、何か意図があるわけでもなく、ただシートをぐちゃぐちゃにすることを楽しんでしまう子犬もいます。

歯がかゆい

歯が生え変わる子犬の場合、歯がムズムズするために周りのものをかじることが多くなります。

身近にあるトイレシートも遊んでいるうちに噛んだりかじったりしてしまうことがあります。

トイレシートをかじってしまうと誤食してしまう可能性もあるため、注意が必要です。

小さなかけらであれば排泄の際に出てくることもありますが、小型犬や小さな子犬の場合、胃や腸で詰まってしまい、最悪の場合開腹手術が必要になるケースもあります。

ストレス

犬もストレスがたまると何かで気を晴らそうとします。

特に室内で静かに過ごす時間が長くお外でのお散歩をしていない子犬の場合や、お留守番が多く運動量がちょっと足りていない犬の場合、また新しい環境に慣れずにストレスを感じてしまう場合などにストレス発散でトイレシートを噛みちぎってしまうことがあります。

このような場合は、トイレシートを噛みちぎる、食べる以外でストレスを解消できるようにしましょう。

運動不足

小型犬と、中型、大型犬とでは、身体の大きさも、持って生まれた運動量にも大きな差があります。

小型犬であれば15~30分程度の散歩や遊びで満足できたとしても、身体が大きな子犬にとってはそれでは足りない場合もあるのです。

満足な疲労感を得られずにストレスが溜まると、身近にあるトイレシートを破ったり剥がしたりしてぐちゃぐちゃにすることで発散しようとすることがあります。

子犬の過度なストレスはその後の性格形成にも影響を及ぼすため、早めのケアが必要です。

飼い主さんに構ってもらえない

飼い主さんの見てないところではなく、目の前でトイレシートを破いてしまう場合は、「遊んでほしい」、「話しかけてほしい」など、飼い主さんの関心を引くためであり、散歩時間が少ないことやコミュニケーション不足が原因と考えられます。

犬は1人で遊ぶことももちろんできますが、やはり飼い主さんと遊ぶことで犬は喜びを感じます。

トイレシートを頻繁にぐちゃぐちゃにするときは構う時間を作れているか考えてみましょう。

分離不安

飼い主さんの目の前では何も起こらないのに、飼い主さんが留守の時や別の部屋にいて姿が見えなくなった時に、戻ってみたら破られて飛び散っていたという場合は、軽度の分離不安であることも考えられます。

飼い主さんのことが大好きで離れたくないという気持ちからこういった行動が見られることがあります。

ケージが苦手である犬の場合、ペットガードなどで少し広めのスペースで留守番させるなどの早めの対策で改善が期待できます。

暇すぎる

犬もやることがなくて暇を持て余しと退屈すると、何か身近なもので暇つぶしをしようとします。

そんな暇を持て余した犬にとって、身近にあるトイレシートがオモチャに見えてしまうことがあります。

飼い主さんが仕事などで日中は留守がちだったり、犬が1人で過ごすことが多い環境の場合にトイレシートを噛んだり破いたり、トイレシートを食べてしまうということが増えるようです。

おもちゃなどを用意して犬が暇を持て余しトイレシートを食べないようにしましょう。

犬がトイレシートを食べてしまった場合の影響

愛犬がトイレシートを食べてしまった場合どのような影響があるのでしょうか。

トイレシートを食べてしまった時の影響や対処法についてご紹介いたします。

犬のトイレシートの素材

犬用のトイレシートはとても薄い作りのものが多いですが、たくさんのオシッコを吸収するため、吸水面には不繊布、裏面にはポリエチレンフィルムなどの防水材が使われ、トイレシートの中には吸水紙、綿状パルプ、吸水ポリマーがたっぷりと入っています。

トイレシートに使われている吸水ポリマーは、水分を吸収するとゼリー状になってふくらみ固める性質のものが使われていることが多いです。

トイレシートに使われている吸水ポリマーは、人間用の紙オムツにも使われているものが多いです。

上の不繊布がやぶけて出てくる中身は、綿状パルプといってふわっとした素材です。

食べるつもりはなくても、口の中にくっつきやすく、誤食しやすいものになります。

排泄されるか確認

トイレシートをビリビリ破ってしまうだけなら、片付ければ済むことですが、破ったトイレシートを犬が食べて飲み込んでしまうと大変です。

綿状パルプは誤食してしまっても、便と一緒体外へ排出されやすい素材だといわれています。

しかし綿状パルプのなかには、大量の水分を吸収できゼリー状になる吸水ポリマーと呼ばれるものが混ざっています。

万が一飲み込んでしまった吸水ポリマーが胃の中で水を吸ってふくらんでしまうと、犬の健康状態にも危険が及びます。

トイレシート1番下のビニール質の素材を食べてしまっていた場合はさらに厄介です。

ビニール素材は体外排出されにくく体内で詰まり、腸閉塞という怖い病気を引き起こす可能性があります。

犬がトイレシートを食べてしまった量にもよりますが、自然にトイレシートが排便されない場合は、最悪の場合開腹手術が必要となるかもしれません。

犬がトイレシートを食べてしまった後、数日はしっかり犬のウンチの様子を観察して、トイレシートが出てくる様子がない場合や犬の健康状態が心配だと思われる場合は、すぐに動物病院へ連絡し獣医さんの診察を受けるようにしましょう。

元気かどうか様子を確認

犬がトイレシートを食べてしまったら、たとえ排泄物として対外に出たことを確認できたとしても、その後元気かどうか体調面についても様子を確認してあげることが大切です。

排泄物として対外に出てきたように見えても、まだ中に残っていたり異物を口に入れたことで体調を崩してしまう犬もいます。

外に排泄されたからといって安心するのではなく、その後いつも通り元気に走り回っているか、ご飯をしっかり食べているかなど、元気かどうかの確認を必ずしてあげましょう。

排泄されない場合や元気がない場合は動物病院へ

上記のようにうまく排泄されなかったり元気が無かったりした場合は早急に動物病院へ連れていきましょう。

この状態が続くと、胃に負担がかかり下痢や嘔吐を引き起こしたり、最悪の場合何らかの後遺症が残る可能性もあります。

犬の体は小さいので異変を感じたらすぐに病院へ連れて行ってあげましょう。

トイレシートをぐちゃぐちゃにさせないしつけ

犬がトイレシートを食べてしまうと危険だということが分かったかと思います。

そこで犬がトイレシートを食べないようにするためのしつけの方法について解説します。

トイレシートは排泄の為の場所だと教える

子犬にとっては、身の回りのものは全部オモチャに見えてしまいます。

噛んで良いもの、噛んではいけないものは、1つ1つ教えていく必要があります。

トイレシートはオモチャではなく、排泄をする為の場所なのだと繰り返し犬に教えていきましょう。

言葉によるしつけをする

犬がトイレシートを食べないようにする為に常に監視することは難しいですが、目の前でトイレシートを破って食べるのを目撃した時には低い声で叱るのも効果的です。

叱る時には「ダメ!」「NO!」など、短くわかりやすい言葉で注意しましょう。

何回も繰り返し注意することで、徐々に犬がトイレシートを食べるのはいけないことなのだと認識していきます。

逆にトイレシートを食べることなく過ごせたら、しっかり褒めてあげましょう。

トイレシートをぐちゃぐちゃにしない対策

トイレシートを食べないようにしつけをしていても、飼い主さんが見ていない時にトイレシートを破って遊んだり、トイレシートを食べる子もいると思います。

そんな時は物理的に犬がトイレシートに触れられないようにする工夫をしてみましょう。

ストレスを発散してあげる

もし子犬が必要以上にケージ内を荒らす行為が目に付くようであれば、ケージから出して遊ばせる時間を増やしてみたり、居住環境が許すのであれば、ボールを投げて取りに行くような運動を伴う遊び方に変えてみるのも良いでしょう。

また散歩を始めている子であれば、これまでよりも長めに歩いてみるのもストレス発散になります。

散歩は匂いや他の犬との交流、車や人の往来など、刺激がたくさんあるので、犬は心地よい疲労感を得ることができます。

ただし子犬の場合はまだ体力が追いつかないため、真夏や真冬など極端な時期の散歩のタイミングには注意しましょう。

天候や飼い主さんの事情などでなかなか散歩に出れない場合でも、家の中でしっかり遊んであげたり、マッサージをしてあげたりすることでストレス軽減を図ってあげることはとても大切です。

メッシュ付きのトイレを使って対策

トイレシートを固定しても、すぐに犬が触れるような状態の場合掘られたり剥がされたりしてしまいます。

そんな時はメッシュカバーがついたトイレトレーがおすすめです。

メッシュカバー付きのトイレトレーは本体と上に被せる枠カバーがあり、メッシュカバーと本体の間にトイレシートを敷いて枠で固定することで、犬がトイレシートに触れることを防ぐことができます。

犬が排泄すると、すのこを通して中のトイレシートが吸収するという仕組みになっています。

トイレトレーはプラスチック製品なので、汚れても簡単に洗える造りになっています。

メッシュの目も細かいため、犬が爪でカリカリしても下のトイレシートを取り出すことはできません。

子犬を迎えたら、初めはメッシュ付きのトイレトレーを使うのも良い方法です。

メッシュ付きトイレトレーは、軽くて取り外しが簡単なプラスチック製と、丈夫でお手入れがラクな金属製(アルミやステンレスなど)があります。

プラスチック製は手頃な価格で、比較的どこででも購入可能です。

愛犬がプラスチックアレルギーの場合や大型犬の場合は金属製が安心でしょう。

愛犬が喜ぶおもちゃを与える

先述の通り、犬は退屈し遊びたい一心でトイレシートをぐちゃぐちゃにしていることがあります。

他に好きなおもちゃがあれば興味がそちらに向くためトイレシートでいたずらすることがなくなるでしょう。

コングやノーズワークマットのような知育おもちゃ、ロープなど飼い主さんと一緒に遊べるおもちゃは、効果的な対策となるでしょう。

また犬がひとりでお留守番をする時などは、ケージの中に与えっぱなしにしても危なくない楽しいオモチャなどを入れておくようにしましょう。

苦手な匂いをトイレシートにつける

ペットシートに嫌いな匂いをつけることでもペットシートに噛むという行為をやめさせることが期待出来ます。

しかし、やりすぎるとトイレそのものをトイレシートでしなくなってしまうため、適度に試すようにしましょう。

例えば、トイレシートを噛まなくなったらその匂いを付けることをいったんやめるなどしてみましょう。

また、中には忌避剤の匂いをまったく嫌がらない場合もあるので注意が必要です。

おやつを与える

前述したように、犬は飼い主さんに構ってもらえないと感じるとトイレシートをぐちゃぐちゃにすることで気を引こうとします。

そのため、適度におやつを与えてあげることも大切です。

そうすることで、いたずらをしなくても飼い主さんに構ってもらえるのだと認知するようになります。

ぐちゃぐちゃ以外の犬のトイレの問題行動としつけ方法

トイレシートをぐちゃぐちゃにしてしまう以外にも、犬のトイレのしつけでお悩みを持つ方も多いと思います。

今回は、以トイレ問題についてまとめました。

ぜひ参考にしてみてください。

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トイレ以外で粗相してしまう場合

トイレシートを用意しているのに別の場所でしてしまうことは飼い主さんの頭を悩ませることだと思います。

トイレシートにトイレをしない理由は様々に考えられますが、1つはトイレの場所だと認知していない可能性があります。

犬は狭いところが大好きなので、トイレに囲いがあると寝る場所と認知してしまうことがあります。

初めはおしっこの匂いを近くにおいて認識させましょう。

人前でトイレしない場合

犬が人前でトイレをしない場合には主に原因は2つあります。

犬が人前でトイレをしない理由の1つ目は、トイレに失敗し叱られた経験があるためです。

トイレに失敗したときに叱られるとトイレすることがいけないことだと誤って認知している可能性があります。

犬が人前でトイレをしない理由の2つ目は、飼い主さんを信頼できていないためです。

犬は信頼していない人の前だと警戒してトイレをしません。

トイレのしつけでは叱るだけではなく成功した時に褒めるようにしましょう。

カーペットなどにしてしまう場合

犬はカーペットなどにおしっこをした後、飼い主さんが雑巾やタオルなどで拭き取る姿に楽しさを覚えてしまうことがあります。

カーペットの上を動く雑巾は犬にとっては遊び道具です。

犬は、その動きを見てカーペットに粗相をすればまた遊んでもらえると勘違いしてしまうことがあります。

そのような場合は、その場では構わないようにし、しばらくたってからさっとふき取るようにしましょう。

外でトイレしない場合

外でする習慣のない犬は、散歩でトイレをしないことがあります。

そういった場合は、愛犬がトイレをしたいタイミングを見計らってあげましょう。

犬の行動を観察してみると、例えばご飯を食べたすぐ後であったり朝起きてすぐであったりトイレをいつもしているタイミングがあるはずです。

そのタイミングをみて散歩に連れ出すと、自然と外でするようになります。

ぜひ試してみましょう。

犬のトイレシートぐちゃぐちゃ対策用グッズ

犬にシートをぐちゃぐちゃにされない為に役立つようなアイテムも数多くあります。

しつけや対策だけで難しい場合にはこうしたアイテムも活用してみましょう。

メッシュ付きトイレ【ステップトレー】

メッシュの周りにすき間がないのでお手入れがしやすい形になっています。

プラスチック製なので、水洗いもできてお手入れ簡単です。

またゴム脚付きなので、ズレにくく床を傷つけません。

トイレトレーニングを始めた際にはメッシュをつけて、シーツのかみちぎりや引っかきなどのいたずらを防ぐことができ、しつけが終われば、メッシュを外したシーツトレーとして使えます。

ペット用金属製トイレトレーナー

ペット用屋内トイレの金属製トイレトレーナーは、金属の網が上にかかっているためシートをぐちゃぐちゃにすることができないようになっています。

さらに、シートに足がつかないため、清潔に保つことができ、衛生的にも効果的なグッズとなっています

【トイレのしつけスプレー】

トイレのしつけスプレーは犬が苦手だと感じる匂いがする忌避剤です。

これをトイレシートにスプレーしておくと、トイレシートで遊んだり食べることもなくなる期待ができます。

犬用の忌避剤は、犬が舐めても安全なものですが、トイレのしつけが完了する前に忌避剤を使ってしまうと、トイレ自体が苦手になって、トイレトレーの上で用を足さなくなってしまう可能性もあるので、使うタイミングには注意が必要です。

【ビターアップル】

ビターアップルは、犬がトーレシートを始め、排泄物など色々な場所を噛むことを防止するスプレーです。

このスプレーも上記のトイレのしつけスプレーと同様に犬が嫌なにおいを発する為トイレシートを噛むことをやめさせることができます。

犬用ストレス解消おもちゃ【Docatgo】

犬おもちゃの【Docatgo】は、ロープや噛む用のぬいぐるみになっており、ストレス解消や歯磨き効果があります。

犬がストレスを感じている様子であるときはこのようなおもちゃを用いてストレス解消を図り、トイレシートをぐちゃぐちゃにしないようにしましょう。

まとめ

犬がトイレシートをぐちゃぐちゃにしてしまうのは、遊びの一環からストレスや運動不足など様々な理由があります。

トイレシートの誤食による不本意な開腹手術や、排泄物が飛び散ることで飼い主さん自身がストレスを抱えないよう、単なるいたずらと捉えず、愛犬と向き合って早めの解決を目指したいですね。