愛犬が抱っこを嫌がるのはなぜ?抱っこを嫌がる理由と正しい抱っこの練習法を伝授☆

こんにちは。

ポメラニアンのモコ(@mocochi1011)です。

愛犬を抱っこしてあげたいけれど、うちの子は抱っこされるのが苦手という飼い主さんもいらっしゃるかと思います。

無理やり抱っこしてしまうと犬が嫌がって逃げてしまったり、怒って噛んでしまうこともあります。

また、本当に必要な時に抱っこすることができなくなってしまうかもしれません。

今回は犬が抱っこを嫌がる理由や正しい犬の抱っこの仕方などについて解説します。

犬の抱っこが必要な理由やメリット

愛犬を抱っこすることはとても重要なことです。

ここでは犬を抱っこすることが必要な理由やメリットについて解説します。

健康管理に役立つ

普段から愛犬を抱っこしてスキンシップをとるようにしておくと、身体のさまざまな部位を触られても嫌がることが少なくなります。

普段から抱っこをしておくと、抱っこをした際にいつもと違う反応をしたり、身体を触った時に腫瘍のような違和感があったり病気の疑いにいち早く気づくことができます。

もちろんご飯の食べ具合や、うんちの観察によっても病気に気づくことはできますが、日頃から抱っこをすることで早期発見ができる病気もあるのです。

散歩に適さない場所を通る際に役立つ

愛犬と散歩する道路は、広くて歩きやすい歩道だけとは限りません。

しっかりとしたガードレールもなく車がすぐ近くを通るような狭い道だったり、自転車が多く走っていて愛犬が轢かれそうになったりしまったりと散歩にあまり適さない場所を通らなければならない場面も出てくるかもしれません。

そういった際には愛犬を抱っこして危険から遠ざける必要があります。

苦手な犬や人とすれ違う時に役立つ

犬にも人間と同じように性格があり、犬は好きだけれど人間のことは嫌いだったり、逆に人間は好きだけれど犬のことが嫌いだったりということがあります。

愛犬が苦手な犬や人から遠ざけるために、抱っこをして飼い主さんの側に引き寄せることで愛犬も安心できます。

抱っこをすることで、リードを引っ張り苦手な犬や人に向かってワンワンと吠え続ける事もなくなります。

苦手なものに反応して吠えてしまったり、その場から動かなくなってしまったりする場合には、本来はしっかりしつけを行い苦手なものを克服させれば抱っこは必要ありません。

抱っこは取り急ぎ目の前にある苦手なものから愛犬を守ってあげたいという時に行うものです。

行動範囲が広がる

抱っこができると、イベントなどで混雑している道を歩く時や病院の受診、トリミングへ行く時などにスムーズに連れて行けます。

また、ショッピングモールなどではリードでの入場はできなくても「抱きかかえなら入店可」のお店も多くあります。

そんな時、愛犬が抱っこに慣れていると抱きかかえてお店に入れるので良いですね。

大人しく抱っこができれば、愛犬を同伴しておでかけできる場所が増え、行動範囲も広まります。

周りへの配慮が必要な時に役立つ

最近はペット入店OKのお店も増えてきました。

しかし、そのお店に来店しているお客様すべてが犬が得意という訳ではありません。

中には犬のことが苦手だったり、犬アレルギーを持っていて近づいてほしくないと思っていたりする方もいらっしゃいます。

そのような場合には、愛犬を抱っこして飼い主さん以外に触れさせず、近づかせないようにすることが必要になります。

愛犬が興奮状態に陥った時に役立つ

愛犬が興奮状態に陥ってしまい、急に威嚇して誰かを噛もうとしたり、襲い掛かろうとしたりした場合、愛犬の行動を抑えるために抱っこは重要になります。

普段はおとなしいから大丈夫だと思っている愛犬でも、急に大きな音がしたり、しっぽを不意に踏まれたりしてしまったなどの予測不可能な事態が起きたりした場合には、側にいる人に襲い掛かかってしまう可能性もあります。

また、犬が唸ったり、眉間にシワを寄せていたり、牙をむき出しにして怒っていたりする時にも抱っこして誰かを傷つける事の無いように愛犬の行動を抑えましょう。

犬は大好きな飼い主さんに抱っこされる事で、次第に落ち着きを取り戻すことができます。

抱っこをしない方が良い場合とは?

抱っこの必要性やメリットについて先程解説しましたが、反対に抱っこをしない方が良い場面もあります。

愛犬の要求に従う抱っこ

犬は本来、群の中で自分より下だと判断している者を従わせる事で、自分がリーダーという自覚を持ちます。

愛犬が飼い主さんの下で「抱っこ」とせがみ、その要求に応える形で飼い主さんが抱っこすると、愛犬は自分の要求を飼い主さんが聞いたことで、愛犬は飼い主さんのことを見下し、飼い主さんの命令を聞かなくなり、問題行動をとるようになってしまう可能性が出てきます。

愛犬には「飼い主さんがリーダーである」と意識づける事が重要です。

常に抱っこしている状態

愛犬と一緒に過ごす中で常に飼い主さんの膝に乗せ抱っこをしてしまうと、愛犬に分離不安という精神的な病気を発病させてしまう可能性があります。

愛犬に自立心を持たせ、飼い主さんが不在の時も上手に留守番できるような犬にしつける事が重要です。

犬が抱っこを嫌がる理由

カナダのブリティッシュコロンビア大学のスタンリー・コーレン博士が行った研究では、実は8割の犬が飼い主さんから抱っこされた際にカーミングシグナル(不安やストレスを感じているサイン)を見せていることが分かりました。

もちろん、常に愛犬が飼い主さんに抱っこしてもらうことを嫌がっている訳ではありません。

例えば、犬が「甘えたい時」や「不安を感じている時」などには抱っこを好むこともあります。

愛犬との生活の中では、病院やトリミングサロンで台の上に乗せる際に抱っこしたり、車の通行量が多く危険な場所で安全に通行するために抱っこしたりなど、犬が望んでいない環境でも抱き上げる必要が出てくる状況があります。

そのような状況で愛犬が嫌がらずに抱っこできるようになるには、犬が抱っこを嫌がる理由を飼い主さんがしっかり理解しておく必要があります。

反抗期

多くの場合、犬は生まれてから半年頃までは素直に抱っこされることを受け入れることが多いですが、その後反抗期を迎えると抱っこなど拘束されることを嫌がる犬が増えてきます。

反抗期は長いと3歳前後まで続くこともありますが、嫌がるからといって抱っこをやめると、反抗期が終わってからも抱っこに拒絶反応を示すようになってしまいます。

嫌がる時にはご褒美を与えながら、1日1回は抱っこする習慣をつけるようにしましょう。

抱っこに慣れていない

人間にとって抱っこは愛情を育むスキンシップの1つですが、犬にとっては異なります。

犬は自然界では食べられる危険性もあり、自分より大きなものに体を覆い被されることは、敵に襲われた瞬間と似た感覚になってしまいます。

そのため、本来犬にとって抱っこは怖いことであり、苦手な犬がいることも自然なことなんです。

犬を抱っこに慣れさせるためには「社会化期」の間に身体を触られることや、抱かれる練習を始めることが大切です。

特に老犬になり介護が必要になると、身体を触ったり抱き上げる必要が多くなるため、子犬の頃から身体を触られることや抱かれることに慣らしていきましょう。

また、超小型犬や小型犬の場合、成犬になってからも抱っこされる機会は多いと思いますが、中型犬や大型犬の場合には子犬の頃と比べると成犬になってから抱っこされる機会はずいぶん減ってしまいます。

普段抱っこをしなくなったのに、いきなり抱っこしようとすると嫌がってしまうことが多いです。

抱っこされることにトラウマがある

人間でも同じですが、抱っこをされたときに嫌な思いをすると、嫌な思いをしないように抱っこを避けるようになります。

例えば「不安定な体勢で抱っこをされて怖い思いをした」「無理やり足を掴まれて痛い思いをした」「抱っこしている最中に落とされてしまった」「抱っこをする時は病院へ行く事が多かった」などのきっかけで抱っこがトラウマになってしまうことがあります。

その他にも、「抱っこされると爪を切られることが多い」というきっかけや、「抱っこされると苦手な歯磨きをされることが多い」などのきっかけでも、抱っこを嫌がる理由になってしまうことがあります。

さらに人に抱かれている状況は犬にとっては拘束され逃げ場がない状態なため、不安に感じやすい状態でもあります。

それを改善するには、「抱っこ=良い事が起こるもの」と思ってもらう必要があります。

例えば、抱っこして出かける時は、愛犬の大好きな場所へ行くようにしたり、抱っこをされるとおやつがもらえるなどの方法で焦らず抱っこに対するトラウマを払拭していきましょう。

背骨に持病がある

人間の赤ちゃんと同じように体を立てた姿勢の縦抱っこは四つ足で歩く犬の背骨に負担をかけてしまいます。

例えば、腰に何らかの持病を持っている犬は、縦抱っこにより背骨が曲がるために痛がることがあります。

横に寝かせたような横抱っこも背骨が不自然に曲がってしまうので、愛犬が嫌がるようならすぐに下ろしてあげましょう。

抱っこされることが嫌い

性格的に抱っこされることが嫌いという犬もいます。

そういった犬の多くは抱っこされるだけでなく、飼い主さんや家族とのスキンシップも嫌がる傾向が多いです。

ツンデレな性格の子は普段は抱っこを嫌がるくせに、たまに「抱っこしてー」と甘えてくる子もいるようです。

ケガなどで身体に痛みがある

愛犬が抱っこを嫌がるとき、触れる部分にケガを負っていたり、病気を患っていたりすることで、痛みを感じている可能性があります。

犬の身体は被毛で覆われているため、しっかりと皮膚を見なければ外傷になかなか気づくことができません。

抱っこをしようとした際に痛がる場合には皮膚に炎症が起きていたり、傷や出血などがあるかもしれません。

その他、捻挫や脱臼、関節炎や変形性脊椎症や椎間板ヘルニアなどの可能性もあります。

抱っこの仕方が悪い

抱っこが愛犬にとって不安定な姿勢だったり、強くぎゅっと抱っこされたりすると犬は嫌がってしまいます。

また、犬を抱き上げる際は愛犬の動きを止めて体を抱き上げる形になりますが、犬は人が正面から覆いかぶさるように捕まえる動きに不安や警戒心を持つことがあります。

特に小型犬の場合には多くの飼い主さんが犬の正面から両脇に手を入れて抱き上げようとするため、目線の低い小型犬は抱かれることを怖がることが多いです。

愛犬の正しい抱っこのポイント

愛犬を抱っこする際、特に気にせず何気なく抱っこすることも多いと思いますが、愛犬が抱っこを嫌がる場合には正しい犬の抱っこの仕方を参考にしてみてください。

愛犬が安心する抱っこのポイント

愛犬が安心する抱っこのポイントはお尻を安定させることです。

犬は抱っこに慣れていない時には地面から離されると不安を覚えます。

抱っこをする時にはお尻をしっかり支え、なるべく飼い主さんの身体に近づけてあげましょう。

愛犬を抱き上げたら、両手両足をブラブラさせたままにせず、なるべく飼い主さんと体を密着させてあげましょう。

愛犬を抱っこしている際に飼い主さんと犬との距離が離れてしまうと、愛犬が暴れてしまいジャンプして降りようとしまう可能性があります。

愛犬の安全のためにもしっかり密着させるようにしましょう。

小型犬の抱っこのポイント

小型犬の抱っこの場合には前足の脇を片手で支え、もう片方の手でお尻を包むように抱き上げます。

抱き上げる際には「伏せ」や「お座り」の姿勢で抱くのが理想的です。

抱っこの際にはなるべく愛犬を飼い主さんの身体にくっつけ重心を飼い主さん側にして抱いてあげると安心します。

小さい子どもを抱き上げる時のように、両脇に手を差し込んで持ち上げると愛犬が痛がることがあるので注意しましょう。

中型犬の抱っこのポイント

中型犬の抱っこの場合には片手を犬の脇から回し抱き込む様にし、もう片方の手を後ろ足の股の間から入れて抱き上げます。

飼い主さんの負担からも長時間の抱っこは難しいと思いますが、自宅で愛犬の体重を計りたい時や介護の時などに正しい抱っこの方法を知っておくと、愛犬にも飼い主さんにも負担が少なくて済むと思います。

大型犬の抱っこのポイント

大型犬の抱っこの場合には愛犬をソファーなど低くて安定した場所へ誘導します。

高さを持たせることで抱き上げるときの飼い主さんの負担が軽くなります。

抱っこの際には愛犬へ体を近づけて、できるだけ犬の側面に面積が多くつくようにします。

両手を広げて腕全体で犬の後ろ足の膝裏のあたりと、前足の付け根のあたりを抱え込むようにして持ち上げます。

胸の上に愛犬の体重を一部預けるように抱き上げると少し負担が減ると思います。

正面からの赤ちゃん抱っこはNG

愛犬を人間の赤ちゃんのように正面から両脇を抱えて抱っこしてしまうと、愛犬が痛がってしまう恐れがある上に犬に恐怖心を与えてしまう可能性があります。

そもそも犬は正面から顔を近づけられるのを嫌がりますし、目が合う事も苦手なので注意しましょう。

抱っこ嫌いを改善するトレーニング方法

抱っこが苦手な犬や初めて抱っこする犬のトレーニング方法をお伝えします。

ご褒美やおやつを用意する

まずは愛犬が大好きなご褒美やおやつを用意します。

おやつは小さくカロリーの低いものが良いでしょう。

もし手軽なご褒美やおやつがなくても大丈夫です。

犬は飼い主さんに褒められるのが何よりも嬉しいので、飼い主さんに褒めてもらったり撫でてもらえるご褒美でも大丈夫です。

飼い主さんの手に慣らす

新しく犬をお家に迎えたばかりの時には、愛犬はまだ飼い主さんの手に慣れていません。

飼い主さんの手に慣れていないのにいきなり抱っこされてしまうと、犬は恐怖や嫌悪感を感じ手足をバタバタさせたり噛みついたりする可能性があります。

まず飼い主さんの手に慣れてもらうために、飼い主さんの手を動かさずに愛犬に匂いをかがせてあげましょう。

何度も飼い主さんの手の匂いをかがせ、様子を見させることで、愛犬は飼い主さんの手が自分に害を及ぼすものではないのだと理解します。

ゆっくりと愛犬のペースで飼い主さんの手に慣らせていきましょう。

愛犬の体を触る

犬には触られるのが苦手な身体の部位があります。

具体的には、感覚が敏感な耳の先や尻尾、足先や鼻先などが該当します。

なので、愛犬の身体を触る時には触られるのが苦手な部位をいきなり触るのはやめましょう。

一方で、犬が触られても平気な場所の1つが背中です。

もちろん、触られるのが平気だからと言って、いきなり背中を触るのではなく声掛けながら優しく触れてあげるようにしましょう。

愛犬が背中を触られるのに慣れてきたら、徐々に尻尾や足先など犬が苦手な部位を触っていきます。

苦手な部位を触らせてくれた場合にはご褒美をあげましょう。

犬は飼い主さんに触られるとご褒美がもらえると理解し、徐々に苦手な部位を触られることも平気になってくるはずです。

前足の付け根を触れることに慣らす

実は、抱っこする際に手を入れる必要のある前足の付け根も犬が触られるのが苦手な部位の1つです。

愛犬の脇の下に手を入れ暴れず触らせてくれるようであれば、しっかりご褒美を与えるようにしましょう。

万一嫌がって暴れた時のために練習は周りに物のない床の上などで行うようにしましょう。

上半身を浮かし下半身も浮かす

足の付け根を触ることに慣れてきたら、そのまま上半身を浮かす練習をします。

上半身を浮かすことができるようになってきたら、「抱っこ」と言う掛け声をかけながら後ろ足も床から少し浮かせてみます。

抱っこに慣れていない犬は、床から自分の足が離れるのを嫌がったり怖がったりする可能性があります。

嫌がったり怖がったりした場合は、無理をせず上半身を浮かせることに慣れさせるところに戻りながら徐々に練習していきます。

抱っこの姿勢までもっていく

愛犬の足が全部床から離れることができるようになったら、抱きあげて飼い主さんの身体を密着させます。

初めは長時間の抱っこではなく、短い時間でも抱っこできれば良しとしましょう

短時間でも上手にできた際はしっかり褒めてご褒美をあげましょう。

短時間の抱っこができるようになったら徐々に抱っこの時間を伸ばし、ご褒美をあげます。

わがままに抱っこをせがまれた時の対処法

前項で抱っこをしない方が良い場合について解説しました。

犬の要求に従うわがままな抱っこなどの場合です。

そんなわがまま抱っこをせがまれた際の対処法について解説します。

抱っこを我慢させる

わがまま抱っこをせがんできても、まずは「ダメ」と優しく制しましょう。

それでも愛犬が激しく抱っこを要求するする場合には、少しの間声をかけずに無視をします。

この時に、可哀想だからといって愛犬を気にしてしまうと、愛犬に「飼い主さんが気にしてくれている」と気付かれてしまうので、我慢して構わないようにしましょう。

我慢ができたら褒めて抱っこをする

抱っこをせがまれた時に「ダメ」と声をかけて愛犬がせがむのをやめたら、たくさん褒めてあげ抱っこをしてあげましょう。

落ち着かせるために「お座り」や「待て」と号令を掛けるのも有効です。

飼い主さんと離れるのが苦手だったり、抱っこしないと騒いでしまったりする犬だと、外出時にも抱っこされていないと落ち着いていられず、ゆっくりおでかけもできません。

わがまま抱っこをせがむ姿は可愛くても、しっかりと躾けていきましょう。

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まとめ

愛犬と生活する上で、時には犬の意思に反しても抱っこをする必要がある場面も出てきます。

そのため、普段から抱っこされることに慣らす練習をしておきましょう。

そして、抱っこを嫌がられないように正しい抱き方をしっかりと習得しましょう。

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