こんにちは。
ポメラニアンのモコ(@mocochi1011)です。
「愛するわが子には健康で長生きしてほしい。と飼い主さんであれば皆さんそう思うと思いますが、人間と同じようにペットもいつ怪我や病気をするかはわかりません。
ペットが怪我や病気になった場合、公的な健康保険制度がないため、診療費は全額自己負担となってしまいます。
更に動物病院は自由診療なので、治療費は時に高額になることもあります。
そんな時に、入っておくと安心なのがペット保険です。
今回はペット保険のメリットやデメリット、選び方のポイントなどを解説します。
ペット保険とは
ペット保険は、ペットが病気や怪我などで動物病院にかかったときの治療費の一部を補填する保険です。
ペットは人間のような健康保険の制度がなく、基本的に診療費の全額を飼い主さんが自己負担します。
ペット保険は人間の医療保険と同様に、ペットが動物病院で受けた診療や治療など、ペットの通院、入院、手術の費用に対して一定の支払いが補償され、費用の一部が保険として支払われます。
近年はペットも高齢化が進み、怪我や病気のリスクも高まっていることから、ペット保険のニーズは年々増加しています。

ペット保険には貯蓄性がない
人間の医療保険の中には払い込んだ保険料が返ってこない掛け捨ての保険の他に、解約した際に積み立てた保険料の一部が解約返戻金として返ってくる貯蓄型の保険などの種類があります。
しかし、ペット保険に基本的に貯蓄機能はなく、掛け捨て型の保険のみ取り扱われています。
ペット保険は保険会社から治療費の一部を補填することができますが、治療にかかった費用の全額を保険でカバーできる訳ではないので注意しましょう。
ペット保険の基本的な補償内容
ペット保険で補償される主な内容は以下のとおりです。
- 入院費
ペットの入院費用に対して補償 - 手術費
ペットの手術費用、手術の際に必要な麻酔費用などに対しての補償 - 通院費用
動物病院に通った際にかかった診療費、処置費、処方薬代を補償
さらに、人間の医療保険のように保険会社ごとに用意された特約を付けることも可能です。
ペット保険の補償対象にならない治療
人間の医療保険などと同じく、病気や怪我の治療ではないものは動物病院にかかったとしても費用は補填されません。
- 去勢・避妊手術費用
- 健康診断
- ワクチン接種
- 予防接種やワクチン接種で防げる感染症(狂犬病、フィラリアなど)
- ペットの妊娠、出産、妊娠中の病気やケガ
- 歯の治療やトリミングなど健康体への処置とされるもの
- 保険加入前の治療
ペット保険のメリット
ペットの高齢化によりペット保険のニーズは年々増えています。
ペット保険に加入するメリットにはどのようなものがあるのか詳しく見てみましょう。

高額な治療や入院がしやすくなる
ペットに手術や入院が必要になる場合、医療費が高額になりその治療を受けさせられないこともあるかもしれませんが、ペット保険に加入していれば数十万円もする手術や慢性疾患での長期にわたる通院の必要がある場合なども、高額な治療費をある程度カバーすることができます。
もちろん、自己負担で払う費用もあるため、診療や治療の回数が増えればそれなりの出費にはなりますが、ペット保険に加入していることで手元にそこまでの備えがなくても、医療費が高い治療を選択できるのはメリットです。
医療費の自己負担額を抑えられる
ペットの医療費は全額自己負担となってしまう為、ペット保険に入るメリットの1つはペットの医療費を抑えられるという点です。
病院で高額な出費があると、通院の頻度を増やすことに及び腰になってしまいがちですが、保険に加入することで、経済的にも精神的にも負担が軽減され、その時々で最適な治療を受けやすくなります。
損害賠償に対応してくれる保険もある
ペット保険の中には飼っているペットが原因で法律上の損害賠償責任を負った場合に保険金で補償される「ペット賠償責任特約」があるものがあります。
「ペット賠償責任特約」とは、例えば愛犬が散歩中に他の犬に噛み付いて怪我をさせた場合や、飼い主さん以外の人を襲ってしまったり、物を壊してしまったりした場合に損害賠償を請求されると、保険が適用される特約です。
散歩などで外出が日課となっている犬は、思いがけない事故に巻き込まれてしまうことも考えられるので、こういった特約があると安心です。
ペット保険のデメリット
一方でペット保険にはどの様なデメリットがあるのでしょうか。
デメリットととしては、やはり保険料の負担でしょう。
人間の生命保険同様、保険料の支払いによる毎月の出費が増えることが多くの飼い主さんにとってネックとなっているようです。
また、保険が必要なペットの健康状態が良くないときには加入できない場合もあるため、入りたくても入れない方もいる様です。

毎月保険料がかかる
ペット保険は人の生命保険と同じように、毎月の保険料が発生し、その保険料は保険の種類や契約内容によって様々です。
保険料としては月々1,000円~数千円程度のものが一般的のようです。
数千円の出費で大切なペットの万一の備えになるのであれば安いものですが、それが数年単位となると支払う金額も大きくなるため、怪我や病気とは無縁の元気なペットの場合、自己負担で支払う医療費よりも毎月支払う保険料の方が高くなってしまうことがあります。
また、ペット保険は一般的に掛け捨てタイプで返戻金や貯蓄の要素もなく、税制控除もありません。
ペットの年齢が上がるにつれて保険料が上がるものが多い
ペット保険は、ペットの年齢によって保険料が区分され、更新されていくものがほとんどです。
人間と同じように、ペットも年齢を重ねるとその分保険料が高くなり、毎年更新となり金額も変動するものも多いです。
そのため、ペット保険に加入した最初の頃は保険料が安くても、毎年更新していくと保険料が高くなる場合があるので注意しましょう。
健康状態によっては加入できない場合がある
ペット保険は人間と同じように保険加入時にその時の健康状態や過去の怪我・病歴などを告知する必要があります。
その為、過去の怪我や病気の履歴など告知内容によっては審査が通らず、ペット保険に加入できない場合もあります。
ペット保険への加入を考えているのであれば、若くて元気なときに加入しておくのが良いでしょう。
ペット保険を選ぶときのポイント
ペット保険を選ぶ時のポイントとはどの様なものがあるのでしょうか。
ペット保険は保険料だけでなく、必要とする補償があるか、使い勝手が良いかなどもきちんとチェックしておく必要があります。

補償内容
ペット保険は保険会社やプランによって補償内容は異なります。
まずは、飼っている犬にどのような補償が必要なのかを明確にしましょう。
そして、加入するペット保険の補償内容で、いざというときに備えることができるのかをきちんと見極めることが大切です。
また、ペット保険には補償外の項目があることもしっかり把握しておきましょう。
例えば、犬を飼い始めた際のワクチン摂取は補償の対象ではなく、去勢手術や避妊手術など、妊娠や出差に関わる処置も補償外です。
保険の補償対象、対象外となる項目を確認し、ペット保険に加入したものの必要なときに充分な補償が得られなかった、ということにならないよう気をつけましょう。
保険料
保険料はなるべく手頃なものを選びたいですが、保険料が手頃なのには訳があるかもしれません。
例えば、保険が使えるのは「○○円以上から」といった免責金額が設けられていたり、保険の請求手続きが少々面倒だったりするかもしれません。
免責金額があるといざ使いたいときに保険が使えなかったりする場合もあるので、必ず確認しておきましょう。
保険金の請求方法
ペット保険の保険金が支払われる手続きは「窓口精算」と「直接請求」の2つが一般的です。
「窓口精算」は動物病院の窓口で保険金の支給額が差し引かれた金額を支払えます。
そのため、保険金を請求する手続きが必要ないことがメリットでしょう。
ただし、「窓口精算」は対応している動物病院でしか利用できないので注意してください。
「直接請求」は治療費を一度ご自身で全額支払い、その後保険会社に保険金を請求する必要があります。
費用を立て替えなければなりませんが、どの動物病院でも対応していることがメリットです。
「窓口精算」と「直接請求」のどちらも自由に選択できます。
「窓口精算」に対応している動物病院が近くにある場合は、ペット保険を選ぶ基準として考慮できますね。
加入や更新の際に年齢制限が設けられているか
ペットが高齢になるにつれて、病気がケガのリスクも高まります。
そのため、ペット保険に加入したいときには年齢制限を設けられているかどうかを必ず確認するようにしましょう。
保険会社や商品によって異なりますが、加入できる年齢制限は老年期と呼ばれる10歳前後である場合が多いです。
また、保険の更新のタイミングでこの年齢制限に差し掛かると、契約が終わってしまうこともあります。
ペット保険を選ぶときは必ず「新規加入年齢」と「更新可能年齢」を確認するようにしましょう。
ペット保険に入る最適なタイミングは?
ここまでペット保険のメリット・デメリットやポイントをお伝えしてきましたが、実際にペット保険に入るべきタイミングはいつなのでしょうか。
その答えは「できるだけ早く健康なうち」です。
飼い主さんの中には若い犬は健康なので、早く入りすぎると勿体ないので、病気しやすくなる高齢期を迎える前に入ろうと考える方もいるかもしれません。
しかし、愛犬が若いからといってケガや病気をしないわけではありません。
また、先述の通りペット保険の加入にあたってはほとんどの商品で年齢の上限があります。
高齢になって加入できる商品の選択肢が狭まってしまったり、持病を患ってしまって保険に加入できなくなったりする前に保険に入っておくことをお勧めします。
ペット保険に入るべき人はこんな人!
さて、ここまで見てきてペット保険に入るべき人はどの様な人なのでしょうか。

いざという時の支払いに不安がある人
愛犬のいざという時の治療費の備えが潤沢で飼い主さん自身で確実に治療費を捻出できる、という確信があるならペット保険に加入する必要性は低いでしょう。
逆に言えば、確実に治療費を出せる確信がないのであればペット保険に加入する必要性は高いといえます。
- 若い犬であっても飼い主さんが気を付けていても病気になったり、怪我をしたりすることもあります。
- 治療費が払えないために適切な治療を受けさせられないことは絶対に避けたいですよね。
高度医療などの選択肢を増やしたい人
医療技術の発達によって、最近ではペットも高度な医療も選択できるようになりました。
以前は投薬でしか対処できなかった病気でも、手術による処置が可能になっています。
しかし、手術を受けるとなれば手術代の他に入院代等も必要になり、費用も高額になります。
お金の問題で効果が見込める治療を諦めざるを得ない事態はなんと言っても避けたいですよね。

ペット保険が不要な人はこんな人!
ペット保険は治療費の一部をカバーできる点が魅力ですが、ペットを飼う人さん全員が必要という訳でもありません。
ペット保険が不要な人はどんな人なのでしょうか。

補償されない治療もある点に魅力を感じない人
全ての治療が補償される訳ではない
先述の通り、ペット保険の補償対象には数多くの種類がありますが、補償対象にならない治療もあります。
- 去勢・避妊手術費用
- 健康診断
- ワクチン接種
- 予防接種やワクチン接種で防げる感染症(狂犬病、フィラリアなど)
- ペットの妊娠、出産、妊娠中の病気やケガ
- 歯の治療やトリミングなど健康体への処置とされるもの
- 保険加入前の治療
免責金額も設定される
ペット保険には免責金額が設定されることがあります。
免責金額が設定されていると、免責金額の分だけ受け取り金額が目減りしてしまいます。
(30,000円-3,000円)×0.5%=13,500円となり、
補償割合が50%だからと言って、治療費の半分を受け取ることができる訳ではありません。
また、免責金額が3,000円の場合、治療費が3,000円以下の場合は全額が自己負担になってしまいます。
高額な治療費でも貯金で賄える人
ペットが病気になったり怪我をしたりして高額な治療費の請求がきたとしても、貯金がしっかりありまとまったお金を支払うことができる人や、それによって生活レベルの低下などの問題がない人であれば、ペット保険に加入する必要性は低いと言えるでしょう。
ただし、ペットの治療費は想像以上に高額となる場合があります。
このような高額な費用でもしっかり出せるかどうかが、ペット保険加入の検討材料になるでしょう。

ペットにかかる費用
ペットを飼うにはさまざまな費用がかかりますが、ペット保険を選ぶ際には治療費がどれだけ必要かを知っておくことも大切です。
ここではペットにかかる治療費を紹介します。

1回の治療でいくらかかる?
アニコムの家庭動物白書2019に記載された「地域別の診療単価」によると、犬の地域別診療単価の平均は以下の通りです。
地域によって診療単価に大きな違いがあるのが分かります。
犬の地域別診療単価 | |||
都道府県 | 平均年齢 | 契約頭数 | 診療単価平均 |
東京都 | 6.3 | 71,208 | 11,820円 |
神奈川県 | 6.0 | 53,748 | 11,008円 |
大阪府 | 5.3 | 50,323 | 9,797円 |
※中央値はデータの数値を小さい順に並べた時の中間に位置する値のことを指します
年間の治療費はいくらかかる?
1回の診療費に加えて年間の治療費はどのくらいかかるのかも把握しておきましょう。
1頭あたりの年間診療費は年齢に比例して高くなります。
年齢 | 平均値(円) | 中央値(円) |
0 | 29,087 | 5,400 |
1 | 22,530 | 2,399 |
2 | 23,429 | 2,160 |
3 | 29,142 | 3,456 |
4 | 36,427 | 5,548 |
5 | 44,554 | 8,100 |
6 | 52,930 | 11,550 |
7 | 62,070 | 15,422 |
8 | 76,479 | 21,762 |
9 | 93,635 | 33,294 |
10 | 109,922 | 42,884 |
11 | 126,371 | 58,076 |
12 | 149,757 | 76,338 |
※中央値はデータの数値を小さい順に並べた時の中間に位置する値のことを指します
年齢・疾患ごとに必要な治療費
犬の年齢別の疾患に対する治療費の中央値と平均値は以下の通りです。
「アニコムの家庭動物白書」の中から、代表的な疾患を抜粋してご紹介します。
疾患(大分類) | 0歳 | 1~4歳 | 5~8歳 | 9~12歳 | |
循環器疾患 | 中央値 | 18,463 | 26,460 | 50,162 | 75,286 |
平均値 | 46,753 | 50,149 | 87,096 | 118,894 | |
呼吸器疾患 | 中央値 | 8,624 | 8,813 | 13,068 | 21,189 |
平均値 | 16,491 | 21,223 | 36,395 | 60,315 | |
筋骨格疾患 | 中央値 | 10,800 | 9,908 | 11,051 | 14,256 |
平均値 | 79,665 | 47,956 | 40,396 | 47,174 | |
皮膚疾患 | 中央値 | 8,100 | 11,902 | 16,524 | 19,645 |
平均値 | 16,402 | 30,279 | 42,766 | 51,254 | |
全身性の疾患 | 中央値 | 7,340 | 8,316 | 10,800 | 14,256 |
平均値 | 15,457 | 17,865 | 25,021 | 37,512 |
※中央値はデータの数値を小さい順に並べた時の中間に位置する値のことを指します
まとめ
今回はペット保険の必要性と、犬の病気で必要になる治療費について解説しました。
ペットも家族の一員として健康に気をつかう時代です。
お金を気にすることなく、いつでも最適な医療を受けさせてあげる為にペット保険は大きな役割を果たします。
ペット保険には補償範囲や免責金額がある為、治療費の全額をカバーすることはできません。
しかし、高額になる治療費の一部をカバーできれば新しい治療を試せるなど選択肢が広がります。
ペット保険の種類、補償内容などは各社様々です。
利用できる付帯サービスにも着目して選ぶといいのかもしれません。
加入後に後悔することのないように、愛犬に最適な保険を選んであげましょう。