愛犬と水遊びをしよう!メリットや注意点を解説☆

最近の夏はとても暑い日が多いので、愛犬と一緒に水遊びをしてみたいと思っている飼い主さんも多いのではないでしょうか?
水遊びは飼い主さんにとってもワンちゃんにとっても楽しいものとなりますが、水遊びの良い部分だけでなく、リスクや注意点、マナーなどについても知っておく必要があります。
今回は水遊びの楽しみ方や注意点、ワンちゃんの水遊びデビューに役立つ方法、役立つアイテムなどをご紹介します。

愛犬との水遊びのメリットとは?

水遊びはワンちゃんにとってメリットが多くあります。色々な効果が期待できるのでご紹介します。

運動不足の解消

飼い主さんもプールに入って遊んだり泳いだりした時、プールを出た後結構体力を消耗した経験はありませんか?
水の中では普段使わない筋肉を動かす為、自然と、陸上での運動とは違った筋肉トレーニングをしている様な運動効果が期待できます。

ダイエット・リハビリ効果

水中では水の抵抗によって体に負荷がかかることで陸上での運動よりもエネルギーを消費しダイエット効果が期待できます。また、水中では浮力により腰や四肢の関節にかかる負担が軽減されるので、関節に不安を抱えるワンちゃんにとってリハビリ効果も期待できます。

ストレス解消

プールや海など、近所にない限り普段とは違う環境で遊ばせたり、体を動かしてエネルギーを発散することは、ワンちゃんのストレス解消にもつながります。

愛犬との水遊びでの注意点は?

ワンちゃんにとってメリットの多い水遊びですが、一方でワンちゃんの水遊びには注意点も伴います。特に水遊びを終えた後のトラブルが多いので注意しましょう。

水遊びの後、しっかりと乾かす

ワンちゃんが水遊びを終えた後は必ずタオルで水を拭きましょう。水で関節を冷やしてしまうと足が冷え切って寒さで立てなくなる事があります。
また気温が高い日に濡れたままにしてしまうと、ワンちゃんの毛の間に入った水がお湯となり、逆に体を熱くしてしまいます。水遊びをしたのに熱中症になってしまう危険性があるので、水遊びの後には必ずしっかり拭いてあげましょう。
また、夏場の水遊びでは日差しが思っている以上に強く、日なた長時間にいることでも熱中症になってしまう危険性があります。水分補給をさせながらこまめに休憩させましょう。

水中毒

水中毒は低ナトリウム血症とも呼ばれ、大量の水を飲んだことによって腎臓がもつ正常な水分排出能力を超え、排出しきれなかった水分が血液中に浸出、血液中のナトリウム濃度が低下する中毒症状で、痙攣等の症状が生じます。重症になると昏睡状態になってしまったり、命に関わることもあります。水遊びの際、ボールなど物を加えた状態で泳いでいると、口から水が入ってきて大量の水を飲んでしまい、水中毒になってしまうことがあります。水中毒を防ぐには、水を飲ませ過ぎないことしかありません。水遊びの際は愛犬の様子をよく観察しながら遊ばせるようにしましょう。

低体温症

ワンちゃんも人間と同じように、冷たい水の中に長時間いると、体温が下がり低体温症になることがあります。水遊びの最中にワンちゃんの元気が急になくなったり、激しく震え出したりしたら要注意のサインです。低体温症をそのまま放置してしまうと、命の危険に晒されてしもうこともあるようです。水の中で遊ばせる時には長時間にならないようにし、水から上がったらなるべく早くタオルなどでしっかり体を拭くようにしましょう。持病をもっているワンちゃんは水遊びや体温の変化に体がついていけず症状が悪化する事があるので注意くしましょう。

こまめに休憩する

水遊びは、思った以上に体力を使います。少し遊んだら必ず休憩させてあげましょう。また、プールで夢中で遊んでいると知らぬ間に身体が冷えていてしまうことがあります。特に、水遊びが好きなワンちゃんは水遊びに夢中になりすぎて低体温症になってしまう危険性があるので、時々水の外に出して体を温めてあげましょう。

泳ぎが苦手な犬種とは?

水が得意かどうか調べてみる

ワンちゃんがみんな最初から泳げる訳ではありません。もちろん、練習をしなくてもすぐに泳げるワンちゃんもいますが、人と同様にワンちゃんも泳ぐのに得意・不得意があります。
まずは、プールなどの浅い場所でワンちゃんの水への反応を見てみましょう。お家のお風呂の浴槽に水を張り、ワンちゃんの反応を見るのもいいですね。
もし水を怖がっている場合は足に水をかけてみるなど、少しずつ慣らせてあげましょう。

泳ぎが苦手な犬種

ワンちゃんの中にはもともと泳ぐのが苦手な犬種もいます。例えば「ダックスフント」などの足の短い犬種は、水中で手足を上手く動かすことができない為、泳ぎが苦手です。また短頭種の「フレンチ・ブルドッグ」や「パグ」などは水が鼻や口から入りやすいため、泳ぎには不向きな犬種と言われています。その他、「柴犬」などの日本犬や「ビーグル」「ウィペット」などの犬種も水中での動きは不得意とされています。

初めての水遊びの前にワンちゃんを水に慣れさせよう!

ワンちゃんの水への反応を見よう

ワンちゃんとプールに入ろうと水遊びに出かけても、ワンちゃんが水を怖がってしまったら残念ですよね。また怖がるワンちゃんを無理やり水の中に入れてしまうと、「水=怖いもの」と思ってしまい、その後なかなか水遊びをしてくれなくなってしまう可能性があります。その為、ワンちゃんを水遊びさせる前に、まずワンちゃんが水に対してどのような反応を見せるか、事前に確認しておくことが大切です。お家でお風呂に入る時のワンちゃんの水への反応などをよく観察しておきましょう。

おびえる犬を水に慣れさせる方法

最初は無理に水に入れずにゆっくりと誘導してあげましょう。その時は水をワンちゃんの足先がつく程度の深さにしておくとワンちゃんも怖がりにくいです。
た水に慣れさせる上で重要なのは、水遊びが「楽しい」と思ってもらう事です。おもちゃを使ったり、楽しく声かけしたりしてワンちゃんの気持ちを楽しくさせてあげましょう。慣れてきたら少しずつ水の深さを増していき、最後はワンちゃんの身体が浸かるまでにしていきましょう。身体が浸かる様になったら、いきなり手を離さず、最初は体を支えてあげましょう。

ワンちゃんと水遊びできるスポット

深いところで泳ぐことが好きなワンちゃんや浅いところで遊びが好きなワンちゃんなど、水遊びの好みは様々です。ワンちゃんに合った遊び方で一緒に水遊びを楽しみましょう。

ドッグプール

プールは流れが無垢、川や海などの自然の中よりも安全に遊べます。ドッグプールがある施設では、ダイエットやリハビリ専用のプールが用意されている施設もあります。

海はプールや川より浮力があるため泳ぎやすいですが、波や塩分など、普段の水遊びとは状況が異なります。また沖に流されてしまったり、岩があったりと自然の中なので危険も伴います。一方で海は泳ぐこと以外にも波打際で波で遊んだり、中にはサーフィンやSUPなどのマリンスポーツをワンちゃんと一緒に楽しむこともできます。
ただし、ペット禁止の海水浴場も多いので遊びに行く前に確認しておきましょう。

川は流れがあるため、体に負荷がかかり足腰が鍛えられます。また、川はワンちゃんと一緒に楽しめるカヌーやカヤックなど、様々なアクティビティを楽しめるスポットがあります。ただし、石などがあり足場が悪い、流れが速いなど、場所によっては危険なので要注意です。水温が低い事も多いので気をつけましょう。夏場でも水温が低いとワンちゃんの身体が冷えすぎてしまう事があるので注意しましょう。

お家での水遊び

一番手軽に気兼ねなくできるのが自宅での水遊びですね。ワンちゃん用のプールや子ども用プールなどで遊べない方はお風呂の浴槽をプールとして代用することもできます。また水に浸からなくてもホースなどでの水遊びが好きなワンちゃんもいるので、色々な遊びをしてみましょう。

まとめ

水遊びはワンちゃんとの信頼関係を深めることにも役立ちます。場所や遊び方など、様々な水遊びを楽しめます。ワンちゃんの好みや適正に合わせた水遊びを選びましょう。また公共の場所ではマナーを守り、より安全に水遊びを楽しみましょう。