食べると危険⁉︎犬が食べて良いもの・いけないものを解説☆

こんにちは。

ポメラニアンのモコ(@mocochi1011)です。

飼い主さんが食事をしていると愛犬が物欲しそうに見つめてきて、ついつい少しだけ与えたくなってしまうこともあると思います。

しかし、人の食べるものの中には犬にとって害になってしまうものがあります。

知らずに与えてしまって愛犬の健康を害することになって後悔することのないよう与えてはいけない食べ物とその理由は覚えておきましょう。

また、犬に食べさせて良いものも知ってきましょう。

食べると命に関わる危険な食材

犬が少しでも口にすると中毒を起こしたり健康を害することがある食べ物を紹介します。

食べると命に関わる野菜

玉ねぎ・長ネギ・ニンニク・らっきょう

「ねぎ類」には犬の赤血球を壊してしまう「アリルプロピルジスルフィド」や「ジプロピルジスルフィド」という成分が含まれており、絶対に与えてはいけません。

赤血球が壊されると貧血や血尿を引き起こしてしまいます。

犬が誤って口にした場合は、溶血性貧血や血尿、下痢・嘔吐などの中毒症状を引き起こし、死に至るおそれもあるので注意が必要です。

なお、この成分は加熱しても変性することはないため、ハンバーグなどの加工食品を与えるのもNGです。

また、「玉ねぎ」や「長ネギ」のエキスにもその成分は含まれるので一緒に調理したものも危険です。

最悪死に至ることもあるので極力与えない方が良いです。

↓愛犬にハンバーグを作るレシピや注意点について詳しく記載しています↓

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ニラ

「ニラ」は「ねぎ類」の仲間の野菜なので、こちらも赤血球を壊し貧血症状を引き起こす成分が含まれており、下痢や嘔吐などの症状もでます。

死亡することもあるので絶対に与えないください。

アボカド

「アボカド」の葉や実(果肉皮・種)に含まれる「ペルシン」という成分には中毒性があり、嘔吐や下痢などの症状を引き起こす成分が含まれています。

こちらも死亡の危険性のある成分なので十分注意しましょう。

なお、アボカドの果肉から抽出して作られるオイルについても、現状犬に対する安全性は実証されていないので、与えない方が安心です。

銀杏

「銀杏」には嘔吐や痙攣、めまいそして呼吸困難などを引き起こしてしまう中毒成分が含まれます。

飼い主さんが与えなくても散歩中に落ちている「銀杏」を食べてしまう可能性があります。

秋の散歩には十分注意しましょう。 

食べると命に関わる果物

ぶどう類

犬が「ぶどう類」を食べると肝機能障害を起こすことがあり、嘔吐や下痢、腹痛そして食欲不振などの症状が現れることがあります。

また、腎不全を発症する可能性もあり、最悪死に至ることもあります。

「干しぶどう」も同様に与えてはいけません。

プルーン

「乾燥プルーン」には毒素が凝縮されており呼吸困難やショック症状などを発症することもあります。

カリウムも豊富に含まれる為、過剰に摂取すると腎機能に影響が出ることもあります。

食べると命に関わるお菓子

チョコレート・ココア

「チョコレート」のカカオに含まれている「テオブロミン」や「カフェイン」という成分が犬の中毒性があり、嘔吐や痙攣、発熱、心不全、下痢などを招き、最悪死に至ることもある為、絶対に与えないでください。

キシリトール

「キシリトール」は犬の血糖値を急激に下げてしまいます。

その結果、運動失調や痙攣などを起こし、最悪肝不全になってしまい、死に至ることもあります。

危険度が高い成分なので、「キシリトール」が含まれたガムや歯磨き粉などは絶対に与えないようにしましょう。

マカダミアナッツ・ナッツ類

「ナッツ類」は味付けに塩分がまぶされているため与えない方が良いです。

特に「マカダミアナッツ」には強い中毒性があり、嘔吐や痙攣などの症状が出ることがあります。

食べると命に関わる飲料

アルコール類

人間と異なり、犬の腎臓は「アルコール」を効果的に処理することができないため、急性アルコール中毒症状を起こし、死亡してしまう原因につながります。

「アルコール」が入っているお菓子も同様に与えてはいけません。

コーヒー

「コーヒー」に含まれるカフェインは犬にとって有害であり、接種してしまうと嘔吐や下痢、呼吸困難や痙攣などの中毒症状を発症することがあります。

最悪の場合は死に至ることもあるので、「コーヒー」はもちろん、「コーヒー豆」や「コーヒーパウダー」、「コーヒーを含む加工食品」も与えてはいけません。

緑茶・紅茶・ほうじ茶

「緑茶」や「紅茶」、「ほうじ茶」にはカフェインをはじめとしてシュウ酸やポリフェノールなどが含まれており、結石や食欲不振や下痢などの症状を引き起こし、犬の身体に蓄積してしまうと肝臓に大きな負担を与えてしまいます。

また、茶葉の状態は特にカフェイン濃度が高いので、十分注意しましょう。

食べると命に関わるその他の食材

香辛料(コショウ、わさび、唐辛子など)

香辛料は犬の胃腸を刺激して下痢を引き起こしたり、感覚麻痺などを起こしたりする可能性もあり、危険なので与えないようにしましょう。

鶏の骨

犬が「骨」を食べてしまうと喉や消化器官などに刺さってしまうリスクがあり、危険なので絶対に与えないようにしましょう。

特に「鶏の骨」はパイプ状になっており、犬が口にすると噛んだ箇所が尖って刺さりやすくなる危険があります。

「鶏の骨」と同じように「サバ」などの「骨の太い魚」にも注意しましょう。

与えすぎると危険な食材

与え方や与える量に注意したい食べ物を紹介します。

与えすぎると危険な野菜

ほうれん草

「ほうれん草」は鉄分やβ-カロテンを含む栄養豊富な野菜ですが、カルシウムの吸収を阻害するシュウ酸が含まれ尿路結石などのリスクを高める危険性があり、アクも強いので犬には不向きです。

犬に「ほうれん草」を与える場合は、茹でた後に流水で洗い、シュウ酸を減らしてから細かく刻むのがポイントです。

1日あたり小さじ1杯程度が与える目安です。

ごぼう

「ごぼう」は食物繊維が多く、アクも強いので犬には不向きです。

犬が食べると消化不良を起こしやすいため、与えすぎないようにしましょう。

小松菜

「小松菜」には水分やβ-カロテンなどを多く含みますが、「ほうれん草」と同じようにシュウ酸も豊富に含まれています。

そのため、犬に「小松菜」を与える時には「ほうれん草」同様の注意が必要です。

にんじん

「にんじん」は食物繊維が豊富なので、生のまま与えると軟便になってしまったり、うまく消化できずにそのまま便として出てきたりすることがあります。

犬に与える場合には、加熱してからすりおろしたり、細かく刻んだりして与えるようにしましょう。
与える目安としては1日5~10g程度にしましょう。

与えすぎると危険な肉

ハム・ソーセージ

「ハム」や「ソーセージ」には食品添加物が多く脂肪分が多い為、肥満の原因につながるので与え過ぎない方が良いでしょう。

与えすぎると危険な魚介類

タコ・イカ・エビ・カニなどの甲殻類

「タコ」などの甲殻類は犬にとって消化の悪い食材であり、食べなれない食材のため嘔吐や下痢を引き起こす恐れもあります。

また、生の「イカ」や「エビ」に含まれる「チアミナーゼ」という成分にはビタミンB1を破壊する働きがあるため、犬が生の「イカ」や「エビ」を食べるとビタミンB1欠乏症を引き起こす恐れがあります。

与えすぎると危険な果物

マンゴー

「マンゴー」はビタミンが豊富で細胞の老化を防ぐ期待もできますが、犬が大量に食べてしまうと全身にかゆみを引き起こす可能性があります。

犬に「マンゴー」を与える場合には皮をむいた状態で1日15gを目安に与えましょう。

また、「ドライマンゴー」には食物繊維を多く含むため、与えないようにしましょう。

みかん・オレンジ

「みかん」や「オレンジ」はビタミンや水分の補給などに役立ちますが、食べすぎてしまうと下痢や軟便の原因になってしまいます。

また「みかん」の外皮は中毒性物質を含むため、与える際には外皮や薄皮、種などを取り除き果肉のみを与えるようにしましょう。

「みかん」や「オレンジ」の1日の摂取量の目安は15g以内です。

パイナップル

「パイナップル」は食物繊維が豊富なため、犬が食べすぎると消化不良を起こし下痢などの症状が出る危険性があります。

また、糖分も高いので犬に与えるときは皮をむき小さくカットして与えましょう。

1日に与える目安は15g程度です。

「桃」は水分が多く糖分の高い為、犬に大量に与えてしまうと消化不良や肥満などの原因に繋がるので、与えすぎには注意しましょう。

また、アレルギー食材でもあるので、初めて与える場合は特に注意し少しずつ与えて様子を見るようにしましょう。

「桃」を1日に与える目安は20g程度です。

ブルーベリー

「ブルーベリー」は食物繊維が豊富なので、与えすぎてしまうと消化不良を起こし下痢などの症状が出る危険性があります。

犬に与える場合は皮はむかずに生の状態で与え目安としては1日10g程度にしましょう。

なお、「ブルーベリージャム」や「ブルーベリーヨーグルト」などの人間用の加工食品は、糖分が高いので与えないようにしましょう。

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さくらんぼ

「さくらんぼ」の葉や茎、種は犬にとっては有害なので、与える時はあらかじめ注意深く取り除き、誤食にも十分注意するようにしましょう。

「さくらんぼ」の1日に与えらる量の目安は小さく切った果肉を15g程度にしましょう。

与えすぎると危険なその他の食材

牛乳などの乳製品

犬は「牛乳」などの「乳製品」に含まれる乳糖を分解することができず、下痢を引き起こす可能性があります。

またカロリーも高いので犬に与えるには適していません。

与えるのであれば、犬専用の牛乳を与えるようにしましょう。

どうしても人用の牛乳を与える場合には、倍以上の水で薄めたものを大さじ1杯以内に抑えるようにしましょう。

ただし、牛乳アレルギーをもつ犬や乳糖不耐症の犬には乳製品は与えないようにしましょう。

生卵

「生卵」の白身を与えた場合、アレルギーの抑制効果のあるビタミンが不足してしまうことがあります。

「卵」を与える際には加熱するか黄身と一緒に与えるようにしましょう。

パン

人間用の「パン」には塩や砂糖、バターなどを多く含む場合が多く、犬に与えてしまうと体に大きく負担になってしまいます。

また、小麦などの原料に対しアレルギーをもつ犬も多いので、与える際は注意が必要です。

犬に「パン」を与える場合には砂糖やバターなどを抑えて作られたパンを選び、カロリーが高く、硬い皮や耳は取り除いた方が良いでしょう。

「パン」を与える際の1日の摂取量の目安は10g以内です。

惣菜パンや菓子パンは与えてはいけません。

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食べてはいけないものを食べてしまった時の対処法

愛犬が万一食べてはいけない食材を誤食をしてしまったら、動物病院に電話し食べてしまった物や愛犬の様子を伝え、対処法を仰ぎましょう。

誤食した状況を確認した人が動物病院へ犬を連れて行き、状況を説明をするようにしましょう。

緊急を要しない場合でも、異物が小腸を通り抜けるの3日間程度かかるので、3日間は様子を見ましょう。

またむやみに水を飲ませると、胃から腸へとどんどん誤食物を押し流してしまう為危険です。

食べても良いおすすめの食材は?

食べてはいけないものとは反対に栄養価が高く愛犬に与えた方が良い食べ物もあります。

ドッグフードに混ぜて与えてあげると良いでしょう。

さつまいも・里芋

「さつまいも」には食物繊維やミネラルが豊富に含まれています。

またビタミンも含まれているのでとても良いです。

「里芋」は消化機能を助け、抵抗力を高める作用があります。

低カロリーなのも良いですね。

ただし、胃腸の弱い犬は食物繊維が下痢の原因にもなるので、徐々に与えるようにしましょう。

また中毒を起こすこともあるので加熱調理して与えるようにしましょう。

キャベツ・白菜・大根

「キャベツ」はビタミンと食物繊維が多く、犬にとって良い食材です。

注意点としては火を通してから与えるようにしましょう。

「白菜」と「大根」は生で与えても大丈夫です。

「白菜」は繊維が柔らかく犬のお腹にも優しいのでおすすめです。

ブロッコリー

「ブロッコリー」の茎の部分を茹でると甘く、犬が好みます。

ビタミンA・B、カリウム等が含まれていて栄養価も高いです。

かぼちゃ

「かぼちゃ」にはβカロチン、ビタミン、食物繊維が豊富です。

種は消化に悪いので取り除きましょう。

「かぼちゃ」はカロリーが高いので与えすぎには注意しましょう。

バナナ

「バナナ」に含まれるカリウムには整腸作用があり、便秘解消が期待できます。

また、免疫力を高めるとも言われています。

豆腐

「豆腐」は低カロリーで高タンパクな食材で犬の健康に良いとされています。

茹でるかすり潰して与えると犬も食べやすいです。

ただし、大豆アレルギーを持つ犬もいるので、初めは少量から与えていきましょう。

大豆を食べても平気かどうか様子を見ながら徐々に量を増やしていきましょう。

りんご

「りんご」は犬が安全に食べられる食材です。

ただし、果物は糖分を多く含んでいるので与えすぎると肥満になるので少量ずつ与えましょう。

また、果物アレルギーを持っている犬もいます。

与えると体が赤くなってかゆみを生じる症状が現れることが多いので、症状が出た場合には果物を与えないよう気をつけてください。

まとめ

飼い主さんにとって良いものと思っていても、愛犬の身体には害がある食べ物や飲み物があります。

人間用のご飯をおすそわけする時には充分注意し、害の少ないものも与えすぎには注意しましょう。