犬はなぜ耳を倒すの?犬の耳の状態から気持ちを読み取ろう☆

こんにちは。

ポメラニアンのモコ(@mocochi1011)です。

犬には人と同じ様に喜怒哀楽がありますが、コミュニケーションの取り方は人とは違います。

基本的に犬は身体を使って自分の気持ちを伝えようとします。

犬が耳を使ってどんな気持ちを伝えようとしているのかが分かれば、愛犬とのコミュニケーションに役立ちます。

今回は犬の耳の状態から分かる犬の気持ちについて解説します。

犬の体の状態から愛犬の心理が分かる

犬は人間のように言葉を話すことはできないので、どういう気持ちなのかを理解するのは難しいと思われがちです。

しかし、犬のボディランゲージを理解することで愛犬が今どのように感じているのかを察することはできます。

犬が尻尾を大きく振っているときは喜んでいる時というのを聞いたことがある方も多いのでしょうか。

ただし、実際には尻尾を振っていても、どのように振っているのか、尻尾が上に向いているのか、下に向いているのかなどによって大きく意味合いが変わってくることもあります。

このように、犬の体にはその犬の心理が表れることが多くあります。

そのため、犬の体の部位の動きの意味を知りボディランゲージを知ることはとても重要です。

↓尻尾の振り方から分かる愛犬の気持ちについての記事もご参照ください↓

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犬の耳の役割

犬の耳には大きく分けると次のような役割があります。

  1. 音を聴く
  2. 平衡感覚を保つ
  3. 感情表現をする
 

犬の耳の役割のうち、①と②は人間の耳の役割と同じです。

「音を聴く」役割としては周囲の音を集め、耳の中で振動に変えて脳に伝え、どこから何の音が聞こえるのかを判断します。

また、②「平衡感覚を保つ」役割としては、耳にある三半規管と呼ばれる平衡感覚を司る器官が正常に働くことで真っ直ぐに歩くことができたり、バランスを取ったりすることができます。

そして、③「感情表現をする」役割は犬ならではの耳の役割です。

ここからは、犬の耳の感情表現について解説していきます。

耳が立っている時の心理

まずは犬の耳が立っている時の心理をご紹介します。

興味を示している

穏やかな顔で耳をピンと立てるのは、犬が周囲の何かに興味を示している時の仕草の場合が多いです。

聞いたことのない音や自分の好きな音がした時などにも、耳を立て音の方向を伺っていることがあります。

また首をかしげる動作などを同時にする時は面白そうだなと好奇心を持ってワクワクしている時です。

↓犬が首を傾げる理由についての記事もご参照ください↓

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警戒している

表情が不安げで落ち着きがない状態で耳が立っている場合は、危険を感じていたり、周囲を警戒していることが多いです。

また歯をむき、鼻にしわを寄せている時は、威嚇したり、攻撃しようという気持ちの表れです。

また、家に誰かがやってきた際、「危ない人かもしれない」という警戒心から耳を立て、様子を伺うことがあります。

聞き耳を立てている

飼い主さんが愛犬に言葉をかけた際、ピンと耳を立てている場合には飼い主さんの言うことを聞こうとしている姿勢が耳に現れている場合が多いです。

そうした場合、「飼い主さんが何か言ってるぞ。」と聞き耳を立てているのです。

耳を後ろに伏せてる時の心理

犬が後ろに耳を倒している時(いわゆるヒコーキ耳)の心理状態について解説します。

リラックスしてる・甘えたい

飼い主さんが愛犬に手を伸ばした時、耳を後ろに倒し、寝かせるようにする場合にはリラックスしている時や嬉しい時が多いです。

もし、知らない人に撫でられた場合には「怖いな」「不安だな」という気持ちの表れになる場合も多いですが、普段から撫でてもらっている飼い主さんの場合には、「撫でてくれるんだ」と喜び、撫でてもらいやすいように耳を倒すことがあります。

また、飼い主に甘えたい時には、すり寄るってきたり、左右にしっぽを振る仕草も一緒に見られます。

↓犬が撫でられている際の心理についての記事もご参照ください↓

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不安・ストレスを感じている

犬の表情が固く緊張している様子であれば、不安やストレスを感じていることが多いです。

体調不良であることもあるので、耳以外も観察しましょう。

例えば散歩中に強そうな犬が前からやって来た際に、「怖いな」と恐怖心を持つような臆病な犬は耳に恐怖心が現れるのです。

また、この時耳を後ろに倒すだけでなく、尻尾も下がっていたり、身体の重心が後ろに傾いており、前に進みたがらないという様子がうかがえる場合には、恐怖心や不安感を抱いている可能性は高くなります。

そうした場合には愛犬を撫でてあげるなどして安心させてあげるようにしましょう。

↓愛犬のストレスサインついての記事もご参照ください↓

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降参している

飼い主さんに叱られている際に耳を後ろに倒している場合には、「十分反省したので怒るのは止めてください」という心理状態であると考えられます。

また、散歩中に近付いてきた犬などに対して耳を後ろに倒した場合には、「あなたには敵いません」という心理状態であることがあります。

この時、耳を後ろに倒すだけではなく、目を反らすことも多いです。

耳が前方に伏せてる時の心理

犬が耳を立てたり、後ろに倒したりする以外にも、耳を前方に伏せている時などもあります。

耳を前方に伏せている時の心理をご紹介します。

威嚇・危険を察知した

耳を前方に倒す場合には何かに威嚇しているか、危険を察知した時に見せるサインの場合が多いです。

威嚇している場合には、耳を前方に伏せるのにに加えて、鼻にしわを寄せたり唸り声を上げるなどの仕草が伴うことが多いです。

また、周囲の危険を察知し警戒する際にもピンと立てた耳を前に倒すことがあります。

愛犬が何に危険を感じているのか、飼い主が理解し警戒心も解いてあげましょう。

不安になっている

落ち着いた表情をしていても、耳を前方に伏せ尻尾が下がっている場合には不安になっていることが多いです。

甘えたい

愛犬の表情が落ち着いていて尻尾を振っている時は甘えたいと思っていることが多いです。

まとめ

犬は自分の気持ちを伝えるために身体全体を使って表現しますが、耳もたくさん使います。

耳の動きを観察して愛犬の気持ちを理解してあげましょう。