ワンちゃんには人と同じ様に喜怒哀楽がありますが、コミュニケーションの取り方は人とは違います。ワンちゃんは身体を使って自分の気持ちを伝えようとします。ワンちゃんが耳を使ってどんな気持ちを伝えようとしているのかが分かれば、ワンちゃんとのコミュニケーションに役立ちます。

耳が立っている時
同じ耳の状態でも表情やシチュエーションによって意味合いが変わります。

【興味を示している】
穏やかな顔で耳をピンと立てるのは、ワンちゃんが周囲の何かに興味を示している時の仕草です。また小首をかしげる動作などを同時にする時は面白そうだなと好奇心を持ってワクワクしている時です。
【警戒している】
表情が不安げで落ち着きがない状態で耳が立っている場合は、危険を感じていたり、周囲を警戒していることが多いです。また歯をむき、鼻にしわを寄せている時は、威嚇したり、攻撃しようという気持ちの表れです。
耳を後ろに伏せてる時

【リラックスしてる・甘えたい】
ワンちゃんが耳を後ろに倒し、寝かせるようにするのはリラックスしている時や嬉しい時が多いです。
また、飼い主に甘えたい時には、すり寄るってきたり、左右にしっぽを振る仕草も一緒に見られます。
【不安・ストレスを感じている】
ワンちゃんの表情が固く、緊張している様子であれば、不安やストレスを感じていることが多いです。
体調不良のこともあるので、耳以外も観察しましょう。
耳が前方に伏せてる時
【威嚇・危険を察知した場合】
代表的なのは何かに威嚇しているか、危険を察知した時に見せるサインです。
威嚇している場合には、耳を前方に伏せるのにに加えて、鼻にしわを寄せたり唸り声を上げるなどの仕草が伴うことが多いです。
また、周囲の危険を察知し警戒する際にもピンと立てた耳を前に倒すことがあります。ワンちゃんが何に危険を感じているのか、飼い主が理解し警戒心も解いてあげましょう。
【不安になっている】
落ち着いた表情をしていても、耳を前方に伏せ尻尾が下がっている場合には不安になっていることが多いです。
【甘えたい】
ワンちゃんがの表情が落ち着いていて尻尾を振っている時は甘えたいと思っていることが多いです。
まとめ
ワンちゃんは自分の気持ちを伝えるために身体全体を使って表現しますが、耳もたくさん使います。耳の動きを観察してワンちゃんの気持ちを理解してあげましょう。