犬を飼うにはどのくらいお金がかかる?初期費用から治療費・おやつ代まで解説☆

こんにちは。ポメラニアンのモコです。

犬と暮らす生活に憧れはって興味あるけど、どれくらいお金がかかるものだろう?ペットを飼ったことのない方にはなかなか想像がつかないものだと思います。

そこで今回は、「犬と暮らすにはどれくらいお金がかかるのか」を『英語学習ひろば』様の取られたアンケート結果と比較しながら解説したいと思います。

ぜひ、愛犬と一緒に過ごす生活を想像してみましょう。

【英語ひろば様アンケート回答者情報】

  • 男性:132名 女性:368名 合計 500名
  • 男性の回答者は30代~40代が多く全体の54.5%
  • 女性の回答者は20代~40代が多く全体の87.0%(特に30代が全体の35.6%)
  • 有効回答者総数:500名
  • 調査期間:2021年3月~4月
  • 調査方法:オンラインアンケート

犬を飼い始めるのにかかる費用

犬を飼い始めた時、ペットの購入費用を除き、最初に必要となる出費の一覧です。

住んでいる地域や購入する商品によって変動する部分も大きいですが、一般的に5万円〜15万円程度の費用がかかることが多いようです。小型犬の方が体が小さい分、大型犬よりも安くなることが多いです。

英語学習ひろば』様のアンケートでは以下のようなアンケート結果が出ていました。

  • 小型犬平均:60,065円
  • 中型犬平均:51,780円
  • 大型犬平均:71,900円
  • 犬平均:61,248円
  • 猫平均:31,181円

『英語学習ひろば』様 犬や猫を飼うのに掛かる費用まとめ【500人アンケート調査結果】

畜犬登録

ワンちゃんを新しい家族として迎えたら、まずはお住まいの市区町村へ登録し、交付された「鑑札」を犬に装着することが義務付けられています。

登録手数料は若干の地域差はありますが、おおよそ3,000円前後です。登録をすると番号が記載された「鑑札」という、ワンちゃんの身元証明書のようなものがもらえます。

ワンちゃんが鑑札を身につけておくことで、万が一迷子になってもお家を見つけることができます。逆に鑑札がないワンちゃんは捕獲の対象になり、20万円以下の罰金に処せられる場合があります。

狂犬病の予防接種費用

現在では日本で狂犬病の発生はありませんが、万が一感染・発症してしまうと治療法のないという恐ろしい病気です。

人にも感染する病気で、必ず毎年1回予防接種を受けさせる義務があります。こちらも多少の地域差はありますが、料金は注射料金と「注射済票」の交付料と合わせて一般的に3,500円前後です。

混合ワクチン接種費用

狂犬病とは別に、ワンちゃんがかかりやすい病気に対する免疫力を、あらかじめ高めるため、混合ワクチンという予防接種を受けます。

予防できる病気の数によって種類があり、5〜6種混合ワクチンが約6,000円前後、8〜10種混合ワクチンで約8,000円前後です。

十分な免疫をつけるために、子犬では16週齢までの間に3回ほどワクチンを打ちますが、1回目のワクチンは多くの場合ペットショップ等で済ませており、残りの2回を飼い主さんが動物病院で接種します。

健康診断費用

動物病院で行われる健康診断の費用に関しては地域性や病院の立地条件、およびオプション検査の有無によりかなり変動します。

事前に動物病院に問い合わせて見積もりを取っておきましょう。

生活用品等、最初に揃えておきたいグッズ

ワンちゃんを迎え入れるときに必要となるアイテムをご紹介します。値段は参考的な価格帯です。

小型犬であれば全部で30,000円前後、大型犬であれば40,000円前後で揃えられると思います。

・ケージ:5,000円〜3万円程度

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・クレート:3,000円〜1万円程度

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・トイレトレー:1,500円〜5,000円程度

・食器:2,000円〜5,000円程度

・フード:3,000円〜5,000円程度

・首輪・ハーネス:2,000円〜5,000円程度

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・リード:2,000円〜5,000円程度

・ペットシーツ:1,500円〜3,000円程度

・ブラシ:1,000円〜5,000円程度

・爪切り:1,000円〜2,000円程度

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・おもちゃ:1,000円〜5,000円程度

・ベッド:2,000円〜1万円程度

犬を飼い始めてからかかる年間費用

ここでは、犬を飼い始めてから継続的に必要となる費用をご紹介します。

大型犬は小型犬に比べ、体が大きい為エサ代や医療費について出費が多い傾向にあります。

小型犬の場合で年間約10万円〜50万円程度、大型犬の場合で年間15万円〜80万円程度の費用を見ておいた方が良いでしょう。

食費・おやつ

ドライフードの場合、小型犬だと1ヶ月2,000円〜5,000程度、大型犬は小型犬の2~3倍になります。

年間に換算すると、小型犬で2万円〜6万円程度、大型犬で4万円〜15万円程度かかることになります。

ウェットフードの場合、ドライフードよりも割高であり、年間7万〜30万円超とかなり高額になります。

おやつは安いものであれば毎月1,000円程度、年間で12,000円程度は最低でも見積もっておいた方が良いでしょう。

英語学習ひろば』様のアンケートでは以下のようなアンケート結果が出ていました。

  • 小型犬年間平均:65,884円
  • 中型犬年間平均:57,823円
  • 大型犬年間平均:106,200円
  • 猫年間平均:56,148円

『英語学習ひろば』様 犬や猫を飼うのに掛かる費用まとめ【500人アンケート調査結果】

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おもちゃ

犬が口で噛んでストレス発散するおもちゃは消耗品ですので、壊れて仕舞えば補充する必要があります。ぬいぐるみや骨型のもの、ロープなど色々な種類がありますが、消耗品なのでそれほど高価なものでなくて良いでしょう。おもちゃの費用は年間1万円〜3万円程度見積もっておきましょう。

狂犬病の予防接種費用

狂犬病予防は初年度同様毎年1回受けさせなければいけません。

多少の地域差はありますが、料金は注射料金と「注射済票」の交付料と合わせて一般的に3,500円前後です。

混合ワクチン接種費用

混合ワクチン接種については必ず毎年接種しなければいけないわけではありませんが、年に1回受けさせることが多いようです。

予防できる病気の数によって種類があり、5〜6種混合ワクチンが約6,000円前後、8〜10種混合ワクチンで約8,000円前後です。

フィラリア予防

フィラリア症とは、蚊に刺されることで毛糸のような細長い虫(フィラリア)に感染し、血液の流れが悪くなり、心臓への負担が増えてしまう病気です。最悪の場合は死んでしまうことがあるので、基本的にフィラリア症を予防するための薬を投与する必要があります。

フィラリア予防薬は非常に様々な種類があり、小さい錠剤タイプ、皮膚に垂らして吸収させるスポットタイプ、薬剤を直接体内に注入する注射タイプなどがあります。

料金は、ワクチンとは違い体重によって投与量が変わるため、一般的に小型犬の方が安くなります。
多くの場合、蚊が多くなる季節に合わせて7~8ヶ月分が処方され、一般的に小型犬で5,000円〜12,000円程度、中・大型犬で10,000円~15,000円程度です。

ノミ・ダニ予防

ワンちゃんがノミやダニに噛まれてしまうと、アレルギー性皮膚炎や感染症になったりと普段からの予防が大切です。

予防方法は防虫効果のある首輪をつけたり、ワンちゃんにノミ・ダニ薬を月に1回投与することが多いです。ノミ・ダニ薬には首に垂らすスポットタイプや味の付いたチュアブルタイプなどがあります。

ノミ・ダニ薬は体重に応じて投与量が決まるため、小型犬のほうが安くなります。
費用の目安は、小型犬で1ヶ月1,000~1,500円程度、中・大型犬で1ヶ月1,500~2,000円程度です。年間に換算すると、小型犬で12,000円=18,000円程度、中・大型犬で18,000円〜24,000円程度となります。

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トリミング費用

トリミング費用は地域やお店によって様々ですが、一般的に1回5,000円〜1万円程度が多いです。
毎月行く必要のある子もいれば、2ヶ月に1回行く子もまちまちですが、年間3万円〜6万円程度が一般的でしょう。

飼い主さん自身でもできないことは無いですが、失敗を避けたい場合はプロに依頼しましょう。特に被毛が長く伸びるマルチーズやヨークシャーテリアなどの犬種ではプロのトリミングは必須でしょう。また、夏場は熱い空気を換気しやすくするため、サマーカットと呼ばれる短めのトリミングをされる方も多いです。

英語学習ひろば』様のアンケートでは以下のようなアンケート結果が出ていました。

  • 小型犬年間平均:47,303円
  • 中型犬年間平均:29,536円
  • 大型犬年間平均:55,620円
  • 猫年間平均:6,294円

『英語学習ひろば』様 犬や猫を飼うのに掛かる費用まとめ【500人アンケート調査結果】

犬の一生涯にかかる費用

今まで買い始めの費用や買い始めてからの費用を解説してきましたが、ワンちゃんの一生にかかる費用はいくらくらいになるのでしょうか?

飼い始めにかかる費用と毎年かかる費用を元にして計算してみますと、小型犬の寿命を15年と仮定すると、小型犬の一生にかかる費用は150万〜800万円程度となります。同様に、大型犬の寿命を10年と仮定すると、大型犬の一生にかかる費用は120万〜700万円程度となります。

病気や事故の臨時費用が増えたり、必須アイテムが壊れてしまって買い換えたりする費用も加わるので実際にはさらにかかると思っておいた方が良いでしょう。

その他随時必要な費用

ここでは日常的な出費ではなく、臨時で必要となる出費について解説します。病気や怪我は突然襲ってきます。ワンちゃんを飼う上では、ある程度余裕資金を持った状態で飼う必要があります。

病気や怪我の治療費

犬が突然痛がったり、高いところから飛び降りて骨折したりと病気や怪我は急にやってくるものです。ワンちゃんごとに病気になる頻度なども変わってきますが、余裕資金をしっかり持っておくに越した事はありません。

英語学習ひろば』様のアンケートでは以下のようなアンケート結果が出ていました。

  • 小型犬年間平均:89,590円
  • 中型犬年間平均:103,929円
  • 大型犬年間平均:106,500円
  • 猫年間平均:64,036円

『英語学習ひろば』様 犬や猫を飼うのに掛かる費用まとめ【500人アンケート調査結果】

去勢・避妊手術費用

病気の軽減やストレスの軽減などのために去勢・不妊しゅじゅつをするケースもあると思います。去勢の手術の費用は2万〜5万円程度、避妊の手術の費用は3万〜7万円程度かかってくることが一般的です。

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ペット保険

突然の事故や病気に備え、最近ではペットの医療保険、「ペット保険」に加入される方が増えています。一般的に1ヶ月あたり3,000〜5,000円程度かかる場合が多いです。

ペットホテル代

ワンちゃんを飼っていても出張や旅行などで長期間家を空けなければならない場面が出てくることがあります。そんな場合にはペットホテルやペットシッターを活用しましょう。

自宅に来てくれるペットシッターの場合、食事の世話からトイレの掃除・取り替え、散歩などをやってくれ、一般的に1頭1回につき3,000円〜5,000円程度のケースが多いです。

ワンちゃんをペットホテルに預ける場合、小型犬で1泊3,000円〜5,000円程度、大型犬で4,000円〜1万円程度かかることが多いです。宿泊日数が増えると料金が割安になっていくホテルもあります。

まとめ

ワンちゃんと一緒に暮らすことは、お金や様々な準備が必要だということがお分かり頂けましたでしょうか。

しかしお金や手間がかかる一方で、飼い主さんを信頼して、ありのままの姿を見せてくれるワンちゃんとの生活は、私達に沢山の幸せを与えてくれます。そんな癒しをくれる大切な存在だからこそ、面倒だけでなく金銭面も含め、責任を持って一生守る覚悟を持って、家族に迎え入れましょう。